58 貴方side ページ11
私と敦くんは先に探偵社に戻るように云われたから戻ってる
珊瑚は鳥になって何処かへ飛んで行った
そして、敦くんと2人きっりとなった
敦「Aちゃん、ごめんね」
貴方「駅で起こったことは、気にしてないよ
それに、私の治療の力で治ったからね」
敦「でも……僕はAちゃんを傷つけた!」
貴方「でも、異能の所為だし……特に気にしてないから
あっ、着いたね」
治兄に敦くんと一緒に休んでと云われたから紅葉姉の留置所に来た
治兄から[紅葉姐さんは当面は無害だよ]と云われてる
扉を開けると紅葉姉が本を手に持ちながら驚いた様子で此方を見ていた
紅葉「おや、なんじゃ二人揃って。ゆるりと寛いでゆけ、見ての通り幽閉の身ゆえ茶菓子も出せんがの」
敦「幽閉?鍵かかって無いですけども…」
紅葉「鍵なら此処じゃ、太宰の掛ける鍵は目に見えんでのう」
云いながら紅葉姉は頭をトントン叩いた
紅葉「で?何用じゃ。私を消しに来たか?あるいは不手際をして前線から逃げてきたかのう?」
肩を揺らす敦君
紅葉「何じゃ図星か」
敦「違う、僕は…ただ皆を守ろうと……」
紅葉「ふん……太宰は面倒な教え子ばかり受け持つのう。忘れろ忘れろ、貴様如き
敦「ッ!」
紅葉「それより善いのか?太宰の傍に居らんでも戦争中じゃろう?」
敦「太宰さんは政府の
紅葉「そうか…異能特務課と云えば、国内最高峰の秘密異能組織じゃ。味方とすれば探偵社最大の切り札となるじゃろうな」
敦「まるで他人事だな、マフィアの幹部なんだろ?」
紅葉「…そうさなあ、今すぐお主らを斬り殺し首領へ今の話を報告に参じるべきかものう」
金色夜叉を出しながら殺気を含んだ声で話す紅葉姉に対して袖白雪が勝手に出てきた
紅葉「と云いたいが、太宰にそれは禁じられておるしの」
紅葉「…所でA、お主は何故戻ってきたのかのぉ」
貴方「治したけど、怪我をしから、一応敦君と紅葉姉の所へ行けと治兄に云われから」
紅葉「なんじゃと!?怪我したのか!?」
貴方「大丈夫だよ、もう治したから
紅葉姉も知ってるでしょ?私の治療の力」
紅葉「そうじゃが……」
敦「太宰さんは貴女に何をしたんだ?」
尾崎「それは……」
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作者名:2次元夢小説者 | 作成日時:2020年10月24日 7時