異常な愛を君へ

異常愛24 ページ27

ガララ




「あ！Aおはよ！」



いつものように駆け寄ってくれるのはお友だちの駿くん。


駿くんのお母さんはすごくキレイで優しい人。


駿くんのお母さんとAのお母さんは昔からの仲良し。

それでAたちも仲良くなったの。



『駿くんおはよ！Aね、今日5才になったの！』


わたしが嬉しそうに話していると、駿くんの手が私に伸びてきた。


『わっ！』



くしゃくしゃと頭を撫でられる。



『駿くん…!?』


「お前の誕生日くらい知ってる！」


『え？A教えたっけ？』


「お誕生日カレンダー見たから」


そういいながら後ろにあるカレンダーを指指した。


カレンダーにはみんなのお誕生日がかかれてある。


なるほど、お誕生日カレンダー見たんだね！


「今日オレん家来る？」


駿くんからのいつものお誘い



『うん！行く！』



わたしは毎日のように駿くんの家に遊びに行っている。


家がお隣だからなのもあるけど、家に帰っても独りぼっちだから。


『今日はおままごとしよ？』


「えー！オレかくれんぼしたい！」


『お家の中で？』


「うん！けっこう隠れるとこあるよ？」


『そうかな？』



机の下とか？



『あんまり思いつかない』


「え〜ぜったいあるよー…！」


『う〜ん…じゃあ駿くん家いってから決める！』


「分かった！」



わたしたちのお話が終わったところで、先生が部屋に入ってきた。

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