我儘ご令嬢様１ (ページ20)

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１９話ページ20

「〜♪〜♪〜♪」

北斗「うおっ？」

Flowergarden流の練習は、身体を密着させるけど、さすがにそんなことはできない

「でも、これなら問題なしだよね？」

少し身体を近づけるのは問題ない。私、スキンシップはそんなしないから。舞台上の愛と違って

日和「いや、問題ありありだね！」

「Flowergardenは、これが当たり前なんだよ。私と愛、仲良く見せるためにさ。それにこれだったらセクハラに見えないよ？」

日和「十分セクハラに見えるね！早く離れるんだね！」

君は、そういうの関係なく抱きつくけど。

まあいい。私も暑さで疲れたし、休んでいいってことだよね？

「確かに私疲れたから、一休みする。保冷剤が届くまで」

次は北斗と日和が抱きついて踊る。あれをFlowergardenも毎回行っている。

身長差があるからか、小さい方は上を向いちゃうんだよね。北斗もそうしてる…

「北斗、目線は上にしないほうがいいよ？サマーライブは、屋外でやるから直射日光がすごいんだよね。だからってサングラスをかけるわけにはいかないし、ちゃんと視線の向きは考える！」

北斗「隅っこで休んでる人に言われたくないんだが……」

「休んでても私の方がアイドルとしての知識は豊富だし、この中で一番有名で人気なの。だから私が一番偉いんだ。…………なんか、暗い」

北斗ってなんとなく雰囲気が暗い？

日和「北斗くん、前髪とか切らない？少しは明るく見えるかもね！ぼく、暗いのは大の苦手なんだよね！サマーライブは明るい雰囲気っぽいのに、きみが陰気だと台無しだね！」

「切るのが嫌だったら、染める？ガラッと明るい色に。最近は、『髪を染めるなんて不良の証』みたいな旧弊的な価値観が崩れつつあるからそんな怒られないよ。私は絶対に染めたくないけど」

私の髪は下が赤いから暗い印象はないから平気だけど。それにきれいな髪を染めたくない