年の差恋愛禁止法 第二条【ブルーロック】

ちびっこ53 ページ16

『あちちぃ………』


今日は10日連続の猛暑です…。暑くて溶けてしまいそう…。

保育園児は特に暑い日差しに慣れていない可能性があるので熱中症対策万全にやっています。

水浴びしたり、冷たい飲み物を適度に飲ませたり、なるだけ散歩を控えたり……


その結果、



氷「Aせんせーだいじょーぶ？？？」

『だいじょーぶ……！ほら、向こうで遊んできな〜…』



私が熱中症になりました。

足元がおぼつかないと思ったら…こいつのせいだったとは……

熱中症って怖いなぁ……


氷「ううん、ぼくせんせーのおそばにずっとおる」

『え、なんで？？』

氷「やって、Aせんせーおかおにつらいってかいてあんで？むりしたらあかんよ？？」

『ごめんねぇ…心配かけちゃって…』

氷「それにな？ぼくはあそぶよりAせんせーのとなりにいたほうがずっとたのしいねん」

『あははっ！そっかぁ……！』

氷「Aせんせーはよなおしてげんきなってな…！」

『うん、早く元気になる…！！』

氷「やくそくな？」

『うん！それでさ、羊くん。1つだけ聞いてもいいかな？』

氷「なんやぁ？？」
　


『ここさ、立入禁止だし、先生にも入っちゃだめって言われてるし、ドアに鍵しまってるのになんで入ってこれたの？？』

氷「なんやぁそんなことかいなぁ」



そんなことで済まされる不法侵入。


氷「そんなんかんたんや。どあにかぎしまっとってもおそとのおっきいまどがあいとったらはいれるやん？あいとったで、あそこ」

『羊くんは強盗の素質があるね……』

氷「うれしいわぁ」

『褒めてないかな』


羊くんの意外な一面を知ってしまった。

とても複雑。

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