骨折して過保護(愛され)になった。

骨79 ページ48

「ねえお姉さん！今1人？」

『はい？』

「1人なら俺らと遊ばない？」

『いえ、遠慮しときますね』

「良いじゃんどうせ1人でしょ？」

『ボッチでこんな所来ませんけどね』

「ほらほら行こうよ！ちょっと遊ぶだけだからさ〜」

『だから遠慮しますって。私貴方達に構ってるほど暇人じゃないんです』

「さっきから好き勝手言ってるけどさ〜俺ら怒らせたらマジでヤバイよ？良いの？」

『大体貴方達みたいな変人に応答してやってる私が偉すぎるって話だし』

「ほんとに減らず口ばっか叩くなこの女」

「もうなんでも良いから連れて行こうぜ」

？「おい。テメェら。何人の女に手出してんだよ」

「は？」

「！おいやべぇ！コイツ糸師冴じゃねえか！？」

冴「さっさと散れ」

「ｸｿｯ彼氏持ちならそう言えよ！」

『言ったところでお前ら聞かねえだろうがぁ！』

冴「大声出すな」

『あ、糸師冴さんあの助けてくれてありがとうございました』

冴「別に。大したことはしてねえし」

『でもありがとうございました…何かお礼を…』

冴「……ならお前のLONE教えろ」

『？良いですけど…そんな金もかからないような事で良いんですか？』

冴「さっさと教えろ」

『こちらです』

冴「…ん。俺の登録しとけよ」

『はぁい』


ﾍﾞﾁｮｯ


『あ。凛』

凛「は？」

『凛買ってきたクレープ台無しなんだけど』

凛「どーだって良いんだよそんなこと」

『そんなこと…』

凛「なんでクソ兄貴がここにいるんだよ」

冴「俺が何処に居ようが俺の勝手だろ」

凛「Aに近づいてんじゃねえよ」

冴「お前が俺に命令すんな」

凛「A。コイツはお前を誑かしてる。近づくな」

冴「誰が誑かしてるだ愚弟が」

凛「俺はテメェなんか呼んでねえんだよ。帰れ」

冴「命令すんなって言ってんだろ」

凛「帰るぞA」

『でもクレープ』

凛「良いから帰るぞ。クレープは諦めろ」

『甘いの食べたかったのに』

冴「俺が買ってやろうか？」

『マジすか！』

凛「帰るっつってんだろ！」

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