骨折して過保護(愛され)になった。

骨62 ページ31

凪「ねえA、これ受け取ってくんない？」

『なにこれ？』

凪「俺からの愛の手紙」

『いらないから士道にでも渡していい？』

凪「ダメに決まってんじゃん」

『ですよね』

凪「ちゃんと読んでよね。なんだったら今ここで開いてくれても構わないよ」

『何か怖いんだけど、この中に虫とか入れてないでしょうね？』

凪「そんなことするような人間に見える？」

『少なくとも私には見えるかな』

黒「AA」

『おっ黒名。久しぶり感あるね。久しぶり。元気？』

黒「元気元気。Aは？」

『今は元気じゃない』

凪「Aコイツ何？誰？」

黒「お前こそ誰だ」

『黒名、コイツは巨神兵だ。巨神兵、こちらは三つ編みの可愛い黒名だ」

凪「俺巨神兵って名前じゃないよね」

黒「巨神兵……よろしくよろしく」

凪「ほら変な風に覚えられた。あとよろしくする気ゼロだよね？」

黒「当然」

『仲良くしなよ？』

凪「俺ら親友並みに仲良いんだよ？」

黒「親友親友」

『肩組がぎこちなさ過ぎてウケる』

黒「あ、A。これあげる」

『？手紙っすか？』

黒「Aに書きたくなって」

『なにその理由可愛い』

凪「なにそれ。俺の方が可愛いじゃん」

『何処がだよ。190cmある小顔のバブ巨神兵だろ』

凪「それでっかいのかちっちゃいのか分かんないね」

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