骨折して過保護(愛され)になった。

骨60 ページ29

『そこに座れ』

烏「俺ら偶々休憩時間やから居ること忘れとらんよな」

『そこに座れ』

乙「怒られたらAちゃんのせいにしろってことじゃない？」

『早く座れ』

烏「言い方変わったな」

乙「多分自分のせいにされたくないからっしょ」

『今から貴様らを取調べする。ほんとなら尋問したいくらいだ』

乙「尋問されそうになるくらいの事した覚えがないことに恐怖を感じてる」

烏「奇遇やな俺もや」

『まあまあ、動揺する気持ちは分かる……これでも食いな……』

乙「こっ、これはｯｯ！」

烏「普通カツ丼やと思うんやけど」

『ここは取調室じゃないよ。期待すんな』

烏「それでもおかしいやろ。どないしたらカツ丼やなくて梅干しになんねん。後、普通食いもん最後の方に出てくるやろ」

乙「めっちゃサガるね」

『そんな文句言うなよ。分かったよ。これでいいだろ。私のパスに感謝しな』

烏「これは誰が見ても親子丼やろ」

『カツ丼も親子丼も梅干しも変わんえねだろ！うるせえな！』

乙「出されたところで俺食えないんだけど。どうしたらいい？」

烏「せや。俺ら休憩時間やねん。こない食ったら吐き散らかすわ」

『良いじゃん。吐きながら走り続けろ』

烏「鬼畜すぎやろ」

乙「見た目にそぐわず鬼過ぎて笑う」

『超真顔』

烏「非凡、お前目的忘れとらんか？」

『あ、そうだった危ない危ない』

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