33 入り口で ページ37
ジュースを飲み終えた後、レン君に連れられて来たその場所には、あるアトラクションがあった。
今目の前にある建物はとても古く、ところどころひびが入っていてどうも入りづらい。
遊園地のスタッフ曰く、いかにもおどろおどろしいこの建物は病院で、もう廃墟となっているそうだ。
なんでも、裏で秘密の人体実験を行っていたとか。
レ「っていう設定でしょう?全然怖くないじゃないですか」
貴「いやいやいや怖いでしょ!というか、設定言うな!」
さっさとお化け屋敷に入ろうとするレン君を、私は全力で引き止める。
レ「そもそも、先輩には拒否権なんてありませんよ?大体作り物に恐怖心を抱くとか、僕には理解できません」
貴「しなくていい!しなくていいから歩みを止めて!」
するとレン君は急に歩くのを止め、私の顔をじっと見つめた後、頬を赤らめ顔を背けた。
レ「先輩って間近で見ても、その…可愛いですね///」
貴「へ!?///」
私は思わずレン君を押さえていた手の力を緩める。
それを見逃さなかったレン君は、私の手首をがっちり掴んでお化け屋敷の入り口まで歩いていく。
貴「わっ、ちょっと!騙したな!?」
レ「別に騙してなんかないですよ?本当のことだもん」
貴「そういうことじゃなくて…え?本当のこと?//」
レ「すみません!大人二枚ください!」
貴「いや待ってえええええ!」
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイル(プロフ) - 伊野尾愛結 作者名は青宮さん» 実は私も今年負けたwあ、いいよ!私も今から行く! (2017年10月10日 23時) (レス) id: 99a03ee59c (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾愛結 作者名は青宮(プロフ) - 大丈夫!負けた!けど楽しかった!ボード行っていい?行ってたんだけどいい? (2017年10月2日 20時) (レス) id: 4e9689afd2 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 伊野尾愛結 作者名は青宮さん» コメ少し遅れてごめんね。運動会9月なんだ!私のところは6月にやるよ。運動会頑張ってね!もう終わっちゃったかもだけど応援してる! (2017年10月2日 17時) (レス) id: 99a03ee59c (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾愛結 作者名は青宮(プロフ) - アイルさん» うんどうかい頑張ってくるね! (2017年9月30日 6時) (レス) id: 4e9689afd2 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾愛結 作者名は青宮(プロフ) - アイルさん» いやいや、Mにしなくていいんだよ!笑 (2017年9月19日 6時) (レス) id: 4e9689afd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アイル | 作成日時:2017年6月5日 16時