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26 隠れて ページ30

本の貸し出しを行うカウンターの下に隠れたレン君と私は、息を殺してじっとリントが出ていくのを待つ。

そこは色々なプリントが仕舞われている引き出しや、何が入っているかわからない段ボールに挟まれているので、結構狭い。



その分、レン君と密着する。


リト「あれ、A?」


静かな図書室に、リントの声だけが響く。

だが私の心臓はどくどくと速く脈を打ち、煩い。

男の人とこんなに密着するのは当然初めてで、恥ずかしさと、レン君が呼吸する度に息が耳にかかり、顔がどんどん熱くなるのがわかる。


レ「…A」

また名前で呼んだ。

こんなときに、からかってるのかな?

私は注意しようと顔を上げると、不意に頬にキスが落とされた。

触れるだけのキスがだったが、私の羞恥心を爆発させるのに充分だった。





リト「ちぇ、帰ったのか…全く、先生の自慢話が長いから。大体あの先生…」


リントはろくに私を探しもせず、ぶつくさ愚痴を言いながら図書室を出ていった。


レ「ふぅ、やっと出ていきましたね。先輩…?」


真っ赤な顔で硬直したまま動かない私を、カウンターから出たレン君は不思議そうに見下ろす。

するとレン君は「あぁ」と薄い笑みを浮かべながらしゃがみ、床に座り込む私と目線を合わせる。


レ「そんなに良かったですか?さっきのキス。なんなら、もっと濃厚なのします?」

貴「…っ、レン君の馬鹿!///」


私は林檎のような真っ赤な顔で、叫んだ。

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設定タグ:ボカロ , 鏡音レン , 学校   
作品ジャンル:恋愛
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アイル(プロフ) - 伊野尾愛結 作者名は青宮さん» 実は私も今年負けたwあ、いいよ!私も今から行く! (2017年10月10日 23時) (レス) id: 99a03ee59c (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾愛結 作者名は青宮(プロフ) - 大丈夫!負けた!けど楽しかった!ボード行っていい?行ってたんだけどいい? (2017年10月2日 20時) (レス) id: 4e9689afd2 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 伊野尾愛結 作者名は青宮さん» コメ少し遅れてごめんね。運動会9月なんだ!私のところは6月にやるよ。運動会頑張ってね!もう終わっちゃったかもだけど応援してる! (2017年10月2日 17時) (レス) id: 99a03ee59c (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾愛結 作者名は青宮(プロフ) - アイルさん» うんどうかい頑張ってくるね! (2017年9月30日 6時) (レス) id: 4e9689afd2 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾愛結 作者名は青宮(プロフ) - アイルさん» いやいや、Mにしなくていいんだよ!笑 (2017年9月19日 6時) (レス) id: 4e9689afd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイル | 作成日時:2017年6月5日 16時

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