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2 憧れの先輩 ページ3

リントを追いかけてきたので、あっという間に学校に着き、私達は新しいクラスを確認する為に、まず校庭へと向かった。

校庭に着くと、大きな木の下にクラス表が貼ってある大きな板が立っており、その周りには既に何人か生徒がいた。


貴「あ、私3組だ!」


クラス表を見上げながら、私は言う。


リト「マジで?俺も3組」

貴「げっ…」


私がおもわず顔をしかめると、リントが


リト「俺は嬉しいけど?」


なんて、真顔で言われたので


貴「ミクは何組?」

リト「ちょっ、無視!?」


無視してやった。

ただでさえ普段煩いのに、たまったもんじゃないよ。


ミ「えっと、私は39組ダヨー」

貴「嘘」

ミ「うん、嘘…私も3組」

貴「え、本当!?やったぁ!」


私はミクをおもいっきり抱きしめた。

ミクは小学校からの付き合いで(あとリントも)、私の親友だ。

優しくて、可愛くて、本当に頼りになるんだ!

自慢の親友だよ!


リト「あ、あれってカイト先輩じゃないか?」

貴「え、どこ!?」

リト「あそこ」


リントがさす指の先には、確かに青い髪に高い身長…まさしく氷山カイト先輩が、3年のクラス表を見ていた。

先輩はこちらに気づいたのか、手を振った。

それを見て、私も振り返す。


貴「はぁーカイト先輩って、頭も良くて運動も出来て。本当、憧れる」


しかも背が高くて格好いいし、性格も優しいし。

ほんと、リントも見習ってほしいわ。


リト「俺も一応出来るんだけどな…」

貴「数学とバスケだけでしょ?」

リト「煩いなぁ」


喧嘩が始まろうとした時、ミクがまぁまぁとわって入った。


ミ「ほら、早くしないと遅れちゃうよ?」

貴「でもまだ大丈夫だよ?」

ミ「余裕を持って、ね」

貴「わかったよぉ」


私は仕方なく、新しい教室へと向かう。

その後ろで、ミクはやれやれと笑みを溢し、リントはちぇっとつまらなさそうにしていた。

3 新しいクラス→←1 新学年



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設定タグ:ボカロ , 鏡音レン , 学校   
作品ジャンル:恋愛
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アイル(プロフ) - 伊野尾愛結 作者名は青宮さん» 実は私も今年負けたwあ、いいよ!私も今から行く! (2017年10月10日 23時) (レス) id: 99a03ee59c (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾愛結 作者名は青宮(プロフ) - 大丈夫!負けた!けど楽しかった!ボード行っていい?行ってたんだけどいい? (2017年10月2日 20時) (レス) id: 4e9689afd2 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 伊野尾愛結 作者名は青宮さん» コメ少し遅れてごめんね。運動会9月なんだ!私のところは6月にやるよ。運動会頑張ってね!もう終わっちゃったかもだけど応援してる! (2017年10月2日 17時) (レス) id: 99a03ee59c (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾愛結 作者名は青宮(プロフ) - アイルさん» うんどうかい頑張ってくるね! (2017年9月30日 6時) (レス) id: 4e9689afd2 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾愛結 作者名は青宮(プロフ) - アイルさん» いやいや、Mにしなくていいんだよ!笑 (2017年9月19日 6時) (レス) id: 4e9689afd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイル | 作成日時:2017年6月5日 16時

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