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ガチャリ
…と音を立て、
Aは憲兵団本部のとある部屋の扉を開けた。
大きなテーブルを置けば会議が開けそうな程の広い部屋。
その壁沿いに、部屋を囲む様に置かれているのは、
大量の資料が保管された大量の棚。
部屋の中央には
小さなテーブルと、
それを挟む２つのソファがあり
その最奥には事務用テーブルが１つ。
此処は
憲兵団本部内に併設された、Aの職場…
総合参謀局だった。
部屋に入り、後ろ手にそっと扉を閉めると、
明かりの点いていない室内は
一気に暗闇に包まれる。
「………」
明かりを点けるでもなく、
じっとその場に立ち尽くすA
「…ッ……ハァッ…」
その息は、少し荒い
そして
Aの額から顎にかけて、ツゥ…と一滴の汗が流れた
その直後
「…ッ〜〜〜！！！！！」
肺を思い切り絞られるような感覚が
Aを襲った。
息を吐くことも吸うことも叶わず、呼吸が止まる。
と同時に
言葉では表すことのできない激しい衝動が
凄まじいスピードで全身を駆け巡り、
Aは近くにあった資料棚を勢いよく殴り飛ばした。
百キロはあるであろう棚は
隣の、隣の、そのまた隣の棚まで巻き込み、
大きな音を立てて倒れ込む。
更にAは
その積み重なった棚に近付き、
あろうことか、それ等を蹴り飛ばしたのである。
棚の戸が外れ、
しまわれていた資料が室内に舞い上がる。
それに続いて他の棚も
テーブルも
ソファも
全てを投げ飛ばし、殴り飛ばし、蹴り飛ばし…
部屋には轟音が飛び交い、
その中心で
少年は
目を大きく剥き、歯を食いしばり、髪や服の乱れも厭わず
ただ暴れ狂っていた
〜
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タカの鳥(プロフ) - ルキナさん» ルキナさん!!私、進撃の巨人の小説をかきはじめたんですが...読んでいただけませんか? (2015年3月19日 21時) (
レス) id: 246847fbfb (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ(プロフ) - マシマロさん» コメントありがとうございます！なんと温かいお言葉…！ですがなるべく早く更新できるよう頑張ります！ (2015年2月17日 0時) (レス) id: d6bb28299e (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ - 続編期待してます！！更新無理なさらないでくださいね（＾∇＾） (2015年2月16日 20時) (レス) id: 679f2391e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ(プロフ) - まやさん» ありがとうございます！現在頑張って作成中ですので、もう暫くお待ち下さい！ (2015年2月15日 21時) (レス) id: d6bb28299e (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 続編期待してます (2015年2月15日 20時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルキナ | 作成日時：2015年2月2日 16時
