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19話 ページ22

そして、私は目が覚めると宿にいたのだ

『え、宿?』

「目、覚めた?」

横を向くと包帯が巻かれた状態で布団に寝ていらっしゃる無一郎
私は身体を起き上がらせて聞きました
『……どういう事ですか…?まさか、先に
 目覚めた無一郎が私を運んだ……
 とか言いませんよね?』

「安心して、僕じゃないから」

『じゃあ誰ですか!』

「私ですよ」








その瞬間私は驚き過ぎて後ろへ飛び退く


『どっ、どどどうして……しのぶ様が!?』

「実は、私の任務先がこの近くでしたので
 これから二人に応戦しようかとこの町に
 寄っていたのですよ
 そしたら、ボロボロの二人が倒れていたの
 で宿まで運ばせて頂きました」



……………おふっ

私達二人を担いだしのぶ様を想像してしまった


止めよう……


「Aは特に怪我というものは
 ありませんが、時透君は骨が5本
 も折れているので暫く休んでくださいね
 この先の城下町には何人か隊士を送って
 いるので大きな心配入りませんから」

「……分かりました」

「あと、A」

『はいっ』

「私の部屋はこの部屋の3つ右隣ですので
 ………後で、少し来てくださいね」


しのぶ様は笑顔だけれど、悲しそうだった
私がさせているんだ

胸が締め付けられる



そうして、しのぶ様は私たちの部屋を出て行った



…………今更ですけど、どうして男女同じ部屋なのでしょうね?怪我人なら問題無いと?
有り有りですよ?

「ねえ、A」

『はい?』



「………………いや」

言葉を濁される

どうしたのだろうか?






すると、何か思いついたのか私の方を向くと
いつもの無表情で視線を注ぐ


『あ、あの…恥ずかしいのですが…』



「………やっぱりあの空間でも現世でも
 変わらないんだね



 貧乳」




『は?』


は?


思った事がつい口に出たけれど、当たり前
え?そんな直球で言うのも当たり前?

いえ、クソですね




てか何で………




………………


『あーっ!もしかして懐剣取るのに私の懐
 探ったんですね!?
 あの一瞬で!!!このケダモノ!』


「今更気づいたんだ、やっぱり馬鹿」



『こんのっ!!!無一郎のばぁか!!
 女顔!!おやすみなさいませ!私は
 もう寝ます!!』

私はそのまま無一郎に背を向けて床につきました


蟲柱、しのぶ様も加わりついに任務の城下町へと私達は進むのである

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花みたいに(プロフ) - 名無しになりたいさん» 本当です!直しておきました!本当にありがとうございます! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 248b61614a (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたい - 1話の【超屋敷】は【蝶屋敷】の誤りでは…?素敵な小説でした。 (2019年12月1日 17時) (レス) id: af163a7b99 (このIDを非表示/違反報告)
花みたいに(プロフ) - ありがとうございます! (2019年11月25日 6時) (レス) id: 248b61614a (このIDを非表示/違反報告)
真冬 - すっごく素敵な作品でした。 (2019年11月24日 19時) (レス) id: eb4bf42b53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花みたいに | 作成日時:2019年10月29日 5時

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