*緊張する部屋で ページ3
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その後私は何度も足を運んだ衣装部屋に向かった。
「 失礼しまーす…。 」
"Snow Man"と書かれたその部屋のドアを開ける時は
何でかいつも緊張する。
みんなと話し合った時のことが浮かんできたり
意見を言う時の、みんなの真剣なまなざしを思い出したり。
「 おぉ、 」
だから
ドアを開けてズラリと並ぶ衣装が
思い描いていたものと近ければ近いほど安心する。
「 これが舘さま、こっちは阿部ちゃん… 」
ゆり「 おー。いい衣装できてるね。 」
「 ゆり姉! 」
1つ1つ確認していると、
後ろから突然にゅっと声をかけてきたゆり姉にびっくりして、体ごと飛び跳ねた。
ゆり「 やっぱりAちゃんはすごいわ。 」
「 そんなことないです…!皆さんが意見を出してくれるから。 」
ゆり「 それをちゃんと聞き入れるって、なかなかできないことよ。 」
愛莉さんの時は本当に…。
そう言いかけてゆり姉は口をきゅっと閉じた。
けど1年働いて、私もある程度情報は得てる。
私がここに来る前、
メンバーからすごく信頼されていたスタイリストさんがいたこと。
でも彼は結婚を機に、この仕事を辞めてしまったこと。
そんな彼と私の間、約1か月という短い期間
愛莉さんという方が担当していたこと。
渡辺さんがスタイリストの私になかなか心を開いてくれないのは
その愛莉さんと関係があるってことも。
職に就いて間もない頃、
素っ気ない渡辺さんが気になって、ゆり姉からこの話を聞いた時
何とかしてあげたいって思ったの。
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愛莉(プロフ) - ゆずさん» リクエストありがとうございました!個人的に好きな2人組が書けるので、私もわくわくしています(*^^*)色々なドキドキをお届けしたいと思っているので、ぜひ楽しんでください:-)*。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 既にドキドキと楽しみが混ざって大興奮です(´;ω;`)素敵な作品を本当にありがとうございます!(´;ω;`) (2021年3月5日 8時) (レス) id: df851e8847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛莉 | 作成日時:2021年3月4日 23時