*国王は意外と可愛い ページ15
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それから1週間が過ぎた。
あの日のおかげで私は元気をもらって、また前を向けてる。
宮舘「 お、Aちゃん。 」
「 舘さん! 」
廊下ですれ違った舘さんが謎にハイタッチを求めてきて
恐る恐る手を合わせれば、降臨した国王スマイル。
「 どうしたの、何かいいことでも? 」
宮舘「 いや。Aちゃんがすっごくいい顔してたから。 」
待って。
それでハイタッチって、可愛くないですか。
宮舘「 それ、翔太の? 」
ほわわんとしていたら、突然舘さんに持っていたパーカーを指さされた。
「 うん、そうだよ。 」
宮舘「 何かで使ったの? 」
「 えーっと…
この前衣装のことでお騒がせしちゃったときに貸してくれたっていうか。 」
そう言うと目をまん丸くして驚いた表情をする舘さん。
宮舘「 珍しいね。 」
「 …え? 」
宮舘「 翔太ってほら、綺麗好きなところがあるから。
自分のもの誰かに貸すとかレアだなって。 」
「 そ、うなんだ。 」
宮舘「 やるなぁ、翔太。 」
ゆり「 舘さーん!もうすぐ撮影だってよ! 」
奥から聞こえたゆり姉の声に はーい と素直に返事をした舘さんは
そのまま じゃ! と行ってしまった。
残された私はしばらく固まっていたけれど、微かに香った柔軟剤の香りに
そうだこれを返しに来たんだったと思い出し練習部屋に急いだ。
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愛莉(プロフ) - ゆずさん» リクエストありがとうございました!個人的に好きな2人組が書けるので、私もわくわくしています(*^^*)色々なドキドキをお届けしたいと思っているので、ぜひ楽しんでください:-)*。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 既にドキドキと楽しみが混ざって大興奮です(´;ω;`)素敵な作品を本当にありがとうございます!(´;ω;`) (2021年3月5日 8時) (レス) id: df851e8847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛莉 | 作成日時:2021年3月4日 23時