shp/神っぽいな(キノピオピー)◎ ページ5
珍しく人の少ない都会の喫煙所。ショッピは不思議に思いながらも人が少ないならそれはそれでいいかと片付けた。中に入れば怪しげな女性が煙草を指に挟んでいた。
真っ赤な瞳に隈が酷い目元。シスターのようなコスチュームを身に纏い、煙を吐き出す時に光る舌ピアス。彼女の傍らには不思議なキーホルダーがぶら下がるポーチ。
ショッピは気がついた。不審者並みに怪しい彼女がいたからここは人が少なかったのだろう。今は自分とその女だけしか喫煙所にはいない。
ショッピはそんなこと気にせずにショートピースを一本取り出す。
『お兄さん、一人かい』
「……」
『おーい、お兄さん。そこの…紫の、ジャケット？着てるそこの、お兄さん』
「は、俺っすか？」
『あんた、しかいないだろ。あんたはきっと、賢い。だから、アタシの話も理解してくれるね？』
「話によりますけど…」
舌ピアスのせいか話しにくそうだ。
やっぱり不審者では。ショッピは一本後ずさった。女は一口煙を口に含と、ふうっと吐き出した。
『あんたは、流行りにノるタイプの人間かね？』
「いえ別に…あ、ゲームに関しては新しいのはやる時はありますね」
『ふぅん、まあいいさ。皮肉だと、思わないかい？現代人は、なんでも、流行が一番だと、言っては、ブームが過ぎれば、捨てていく。そんなのやっても、意味が、無い。現代人って生き物は、いつ見てもつまらん、ものよ』
たどたどしい日本語で語られたものをショッピは右から左へと聞き流した。共感できない訳では無いが、自分からすればどうでもいいことだったから。
『周りに流される。あんたは、自我、強くあれよ。そうじゃなきゃ、つまらん人間のままだ。自身を、失う。いいかい、これは、神からの警告だ──』
瞬きをした瞬間、ショッピはいつもの喫煙者と色々な銘柄の副流煙が群がる喫煙所にいた。
先程のあの女は消えていた。元からここにいなかったかのように、何も残っていなかった。
いや違う。ショッピの足元には彼女のポーチにぶら下がっていた不思議なキーホルダー。
「警告…」
ショッピはそのキーホルダーを拾い上げ、煙草を灰皿に捨てると、副流煙と共に流される前に喫煙所を抜け出した。
＿＿＿＿＿
@-Nene-様リクエストありがとうございます。
これでいいですか…？精一杯の解釈でございます………
とにかく、改めてリクエストありがとうございました。
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色樹 - 嬉しいです!!いくらでも待ちますよ! (12月24日 8時) (
レス) id: 09f29be611 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - 色樹さん» リクエストありがとうございます！返信が遅れてしまい申し訳ありません…！ (8月23日 12時) (レス) id: b86c248f05 (このIDを非表示/違反報告)
色樹 - ２回目なのですがzmさんでデーモンロードってよろしいですか?あとgrさんでシャドーシャドーもできたらおねがいします!! (8月5日 21時) (レス) id: 09f29be611 (このIDを非表示/違反報告)
ミアン - あまり無理しないで下さい！いくらでも待ちます！！ (2023年4月28日 18時) (レス) id: 5384c31615 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - ミアンさん» リクエストありがとうございます！大分溜まっているので長らくお待たせしてしまうかもしれませんが…頑張ります！ (2023年4月26日 17時) (レス) id: b86c248f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aoi | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/airio08191/
作成日時：2022年11月30日 20時
