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焦点の合わぬ瞳が語るは依存。女はまたブツを受け取りに店に訪れていた。
あの時貰ったハーブで彼女の人生は激変してしまった。使用し始めた頃は甘い気分に浸っていたが、しばらくすれば苛立ちや幻聴、幻覚に狂わされて、無性にハーブが欲しいと願った。
店番をしているニット帽の男に縋るように呂律が回らないまま欲を吐けば、彼は嫌な顔一つせずに奥に通した。
そこには顔の見知った男ばかり。女の方もここに通いすぎて彼らに顔を覚えられている。
「今夜も来たのか。そうかそうか、そんなに気に入ってくれたのか」
『早く、早く……』
オーナーの男が女を愉快そうに眺めている。可笑しい見せ物でも見ているかのように。
女は一歩オーナーの男に近づこうとしたら、彼の傍らに立つ赤いマフラーの男に止められた。
「おっとそれ以上は近づかんといてな。我らがオーナーはお前みたいな奴が簡単に近づいて良い人じゃあらへんで」
「まあまあトン氏、俺は今日気分がいい。そうだ、お客サマ。今すぐ代金を支払えるってんなら好きなだけブツをやろう。どうだ？これくらいだ。これくらい払ってくれりゃいい」
請求書を渡した途端、女は青ざめ、首を横に振った。その様子を、この場にいる男全員見ていたようで、皆脅迫するかのように「え？」と低い声を出した。
「払えへんのやぁ…ならしょうがないめうね〜。ひとらんらん」
「ほら立って。君にぴったりの仕事がある。今すぐ払えないなら、こっちに着いて来い」
女はイヤイヤと抵抗するも、頬を掠った弾丸で押さえ込まれた。銃口を向ける小柄な男がギラギラと光る瞳で女を睨んでいた。
「命が惜しかったら従うことや」
それだけ低く吐き捨てた。
その後の女の行方は誰にも知られていないのだとか。男たちも知っているかは、彼らにしか分からない。
「──よう項垂れているその兄ちゃん」
＿＿＿＿＿
さくらんぼ双子様リクエストありがとうございます。
楽曲のことが始まる一つ前の客(伝われ)的な感じです。大変遅くなり本当に申し訳ありません…
改めてリクエストありがとうございました。
ut/祈れやデタラメ(しとお)◎→←all member/シャンティ(wotaku)◎
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色樹 - 嬉しいです!!いくらでも待ちますよ! (12月24日 8時) (
レス) id: 09f29be611 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - 色樹さん» リクエストありがとうございます！返信が遅れてしまい申し訳ありません…！ (8月23日 12時) (レス) id: b86c248f05 (このIDを非表示/違反報告)
色樹 - ２回目なのですがzmさんでデーモンロードってよろしいですか?あとgrさんでシャドーシャドーもできたらおねがいします!! (8月5日 21時) (レス) id: 09f29be611 (このIDを非表示/違反報告)
ミアン - あまり無理しないで下さい！いくらでも待ちます！！ (2023年4月28日 18時) (レス) id: 5384c31615 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - ミアンさん» リクエストありがとうございます！大分溜まっているので長らくお待たせしてしまうかもしれませんが…頑張ります！ (2023年4月26日 17時) (レス) id: b86c248f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aoi | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/airio08191/
作成日時：2022年11月30日 20時
