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傷ついた貴女をみるのは《狗巻棘》 ページ31

伊織さんリクエストです!!ありがとうございます!!

※4話連続伊織さんリクエストでお届けします!
※勿論お付き合い済み!!
※出来上がり次第投稿していきます!


それではどうぞ!
________________________


『……あともう少し……』




寮のある校舎の壁を伝って何とか最後の力を振り絞って歩く。




おぼつかない足元は何かに躓きでもしたら二度と立ち上がれないだろう。そのくらい足元ははっきりしていなかった。



先程まで任務に行っていた私。


準1級の任務なのにまさかの特級呪霊が出現。そのまま戦闘になってしまい、致命傷を負わされたものの何とか倒すことができ、死にものぐるいで逃げ出してきた。


『……ただい……ま……っ』



重力に従って倒れる私の身体。地面とぶつかる寸前誰かの手に受け止められる。




「……っ!?お、おかかっ、!おかか…!」



と相変わらずおにぎりの具を話す私の彼氏。きっと心配してくれてるんだよね……ありがと。




棘くんは私の肩に手を回すとゆっくり立ち上がった。



棘くんに支えられ、何とか辿り着いたのは医務室。医務室の外にある椅子に私を座らせると棘くんはドアをノックした。



家「……?狗巻か……どうし……!A!どうしたんだその怪我!」



先生はボロボロの私を見た途端急に焦りだした。




家「急いで治療してやるから……!狗巻、中に運んでくれ」




その言葉に棘くんは頷くと私を横抱きにして医務室のベットに運んでくれた。






____数時間後。






医務室のベットの上で目を覚ました私。少し上半身を起こすと、手に感触があったので目をやる。




そこには棘くんが私の手を握って布団に顔を預け寝ていた。






ずっとそばに居てくれたんだ……






そう思うとたまらなくなってクリーム色の頭を優しく撫でる。



その途端棘くんの目がゆっくりと開かれた。何回か瞬きをした後私を見ると急に起き上がった。





「…!しゃけっ!しゃけっ!」と私の手をもう一度強く握り直す。






涙をポロポロと流す棘くんに私もつられて涙が出てきた。




棘くんは私の目から流れた涙を拭ってくれるとそのまま私を抱き締めた。




「……高菜っ…こんぶ……明太子……」と首元に顔を擦り寄せてくる棘くん。







……甘えたな所を見るときっとものすごく心配してくれたんだろう。






私はもう一度頭を撫でて『心配かけてごめんね……?』






とそう言った。

お前の方が大切だし!1《虎杖悠仁》→←俺の気持ちも考えてください2《伏黒恵》



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リア - んふふ…恵尊ッ!やっぱり甚爾さんの息子なだけあるわ… (2020年12月21日 20時) (レス) id: bba845c06e (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ゆうじゃむさん» ご迷惑おかけしてすみません……!ありがとうございます!! (2020年12月14日 22時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうじゃむ - アメ玉さん» あ、そうなんですか!わかりましたっ! (2020年12月14日 21時) (レス) id: 9582bbe3ab (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ゆうじゃむさん» ゆうじゃむさん!こちらにも遊びに来てくださったんですか!?ありがとうございます!それに、リクエストまで…((ヒェェ(泣)嬉しいです!昨日続編作ったばかりなので良かったらそちらにコメントしてくだされば書きます!こちらでも大丈夫ですが!(笑) (2020年12月14日 21時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうじゃむ - アメ玉さん、こんにちは…未来人ゆうじゃむです(?)リクエストしてもよろしいですか?(訳:無茶振りしてもよろしいですか?) (2020年12月14日 21時) (レス) id: 9582bbe3ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月15日 15時

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