お化けは嫌いです《伏黒甚爾》 ページ3
いぬさんリクエストです!!ありがとうございます!!
※少し歳離れてる設定です!
※お付き合いしてます!
それではどうぞ!!
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「おいAあそこ入るぞ」
そう言って連れてこられたのは世の中のほとんどの女の子が大嫌いなお化け屋敷なんですよね。
実は私こういう系が大の大の大大大嫌いで、私最近ようやく《呪い》の姿に慣れてきた頃なんです。
これ以上虐めるのやめてもらっていいですか。
『最低です』
「あ?そんなこと言うなって」
『私こういうの嫌いなの知って言ってますよね?』
「お前の反応が面白いからな」
『なら余計最低です』
「まぁそうウダウダ言うなって。怖かったら俺にしがみついてりゃいいじゃねぇか」
ニヤリと笑みを浮かべてそう言う彼の横顔は本当にかっこ良かった。こういう所ですぐキュンキュンしちゃう私もどうかと思うけど。
ここのお化け屋敷は建物の中に入って出口まで歩いていくという脱出型スタイルらしい。
アトラクション専用の懐中電灯を1本だけ手渡されて「いってらっしゃ〜い」と笑顔で送り出される私達。
『え……この暗闇でこれだけ?』
私の視界前方に広がるのは夜の闇よりも暗い空間。その割に懐中電灯1本。
なんてアトラクションだ。完全に私を殺しに来ている。
「充分だろ。ほら行くぞ」
何事も無いかのように私の腕を掴んでスタスタと歩いて行く彼。
次第に視界が暗くなる始める。入口が遠くなっている証拠だ。
「へぇ意外と暗いんだな」
暗闇の中で甚爾さんの声が響いて聞こえる。まだ腕は掴まれてるみたいで少し一安心したのも束の間。
背後で何かが光ったと思ったらフラッシュと共にお化けが飛び出して来た。それも突然。心の緊張を解いた時に。
『ぎゃああああ!!!』
お化けに耐性がない私は案の定喉が潰れるくらい大きな声で叫んでしまう。
それが怖すぎてその場に蹲っていると
「おいこんなの作り物だろ……?何そんなにビビってんだ」
と甚爾さんが私の頬に手を当てた。
「こんなんで泣くなよ。弱虫……
ほら行くぞ」
甚爾さんは私の頬に流れる一筋の涙を拭うと今度は私の手を握りしめて一気に上に引き上げた。
「こうして手繋いでりゃ怖くねぇだろ…?」
と少し優しい笑顔を向けて言う貴方にまた私の鼓動が高まった。
字数がぁぁ……次行きます…
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リア - んふふ…恵尊ッ!やっぱり甚爾さんの息子なだけあるわ… (2020年12月21日 20時) (レス) id: bba845c06e (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ゆうじゃむさん» ご迷惑おかけしてすみません……!ありがとうございます!! (2020年12月14日 22時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうじゃむ - アメ玉さん» あ、そうなんですか!わかりましたっ! (2020年12月14日 21時) (レス) id: 9582bbe3ab (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ゆうじゃむさん» ゆうじゃむさん!こちらにも遊びに来てくださったんですか!?ありがとうございます!それに、リクエストまで…((ヒェェ(泣)嬉しいです!昨日続編作ったばかりなので良かったらそちらにコメントしてくだされば書きます!こちらでも大丈夫ですが!(笑) (2020年12月14日 21時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうじゃむ - アメ玉さん、こんにちは…未来人ゆうじゃむです(?)リクエストしてもよろしいですか?(訳:無茶振りしてもよろしいですか?) (2020年12月14日 21時) (レス) id: 9582bbe3ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月15日 15時