デート《五条悟》 ページ23
「A起きてー」
悟にボンボンと布団を叩かれる。
「ねぇA〜せっかくの1日デート短くなっちゃうよ〜」
その言葉を聞いた途端眠気が吹っ飛んで私は勢い良く上半身を起こした。
「あ、やっと起きた。おはよ」
と前髪を上にあげておでこにキスを落とされる。
朝から刺激が強いんじゃ…
『悟が早起きなんて珍しいね…明日槍でも降るのかな?』
「君僕をなんだと思ってるの?」
『ん〜?ノッポ』
「頭ぐりぐりの刑にしちゃうぞ」
『あー、痛ーい』
「全然痛くなさそうだね。じゃもっと」
『普通に痛いからやめて』
呑気にこんなことをしている私達ですが、今日は悟も私も珍しく休日。1日デートしようと約束になっていた。
「はい。
いつまでもこんなことしてちゃデート潰れちゃうからね。着替えておいで〜。
あ、それとも僕が着替えさせてあげよ『結構で〜す着替えてきまーす』…つまんないの」
15分後着替え終わった私がリビングに戻ると、同じく着替え終わった悟がいた。
黒いハイネックのセーターに細身のジーンズを着ておりオマケに目隠しを外して、よく似合う小さなサングラスをかけていた。
____恐ろしいくらい私の心臓の鼓動が早くなり、悟から目が離せなくなった。
「やだ〜ジロジロ見ないで〜」
『え!?ご、ごめん…!つい……』
「動揺しすぎじゃない?そんなに五条さんがカッコよかった?」
『……うん。悔しいけど』
悟は私を正面から抱き締めた。
「可愛いねAは。その服似合ってるよ。
誰にも見せたくないんだけど…どうしよっか」
『今からデート行くんでしょ?無理じゃん』
「あ、そうだった。その為に早起きしたのに」
『だから早起きだったの?』
「悪い?」
『全然。むしろ嬉しい』
「あーもう。ほんと可愛すぎて心臓発作起こしそう」
『病院行く?』
「デート行くんでしょ」
『ふふっ。そうだね。ほら早く行こ?せっかく1日何も無いんだし』
と悟の背中をポンポンと叩く。珍しく素直に離れると私の手を取って玄関へ向かった。
『靴履けない』
「あ、そうだね」
靴を履いて扉を開けると悟はすぐにもう一度私の手を取って指を絡めた。
「今日は僕にリードさせてよ」
『いつもリードしてくれてるじゃん』
「あはっ。それもそうだね。
それじゃあ行こっかおじょーさん?」
その答えに私は悟の手を強く握り返した。
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みかんダヨ - 高専夏油のツンデレ見てみたいです…! (2021年4月4日 11時) (レス) id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 花帆さん» 初めまして!!わああああ嬉しいです!ありがとうございます!!良かったら続編もあるので目を通して頂けると嬉しいです!!(●≧∀)キャッ (2020年12月16日 16時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - はじめまして、五条先生や悠仁夢 反応もきゅんとしました/// (2020年12月16日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 印南さん!はじめまして!わあああそんなこと言って下さるなんて…!ありがとうございます!これからも頑張りますね!!(●≧∀)キャッ (2020年12月2日 9時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
印南 - どの話にもキャラの個性が出てて面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年12月1日 22時) (レス) id: 8a2c772457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月5日 14時