絶望プリズンの世界第56話 探索パート ページ6
理事長室前
キスケ
「話し声が聞こえるな」
トオル
「今回の件については、絶対に情報を漏らすな。もちろん警察にもだぞ、いいな?」
先生
「い、いや、そうは言われましても……」
トオル
「私の言うことが聞こえないのか?これ以上、この学園の品位を落とすことはできない。我々だけで、解決するんだ」
先生
「は、はい……わかりました……」
コウ
「もみ消すつもりか……」
タクヤ
「そのつもりだな……」
その時
???
「この学園の理事長は、学園のトップにふさわしくない!」
キスケ
「どこから聞こえてきてるんだ?」
リンタロウ
「探してみよっか〜」
中庭
神宮寺キヨコ
キヨコ
「皆さん!聞いてくださいですわ!」
A
「キヨコさん……」
キヨコ
「最近、この我見では奇妙な事件が多発していますわ!もう正直、この事態を放ってはおけません!そして、原因を作っているのは学園を管理できない理事長と……!生徒会会長の黒木フミに他ならない!!つまり!今こそ革命の時です!そのためなら……わたくしははどんなことでもやってやりますわ!」
ノブユキ
「たしか……生徒会選挙に負けてから、ずっと学園に不満を持っているらしいね……」
コウ
「八つ当たりか……」
ザッザッザ
フミ
「キヨコさん……学園内での演説は禁止といいましたよね?今すぐやめなさい」
サトミ
「ったく!お前は何度同じことを言わせるんだ……!」
キヨコ
「あ〜ら♪これは生徒会長と、その犬の副会長じゃありませんか♪」
サトミ
「なに……!?犬だと?」
キヨコ
「それにしても、全校集会の事件はひどいものでしたわね。こんなの普通の学園じゃありえませんわ♪」
フミ
「…………」
キヨコ
「あらあら、何も言い返せないのかしら?はぁ〜……学園のトップがこの調子だと先が思いやられますわね〜」
フミ
「…………」
キヨコ「
ここまで言われて、何も言い返さないなんて……自分の意志では、何も言えないということかしら?やっぱりあなたは、理事長の言いなりロボットなのね〜」
サトミ
「グッ……!おい、オマエ……!それ以上会長を侮辱すると……」
フミ
「やめなさい、副会長。ここで言い争っても無駄です」
--------続く-------
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作者名:(*´ω`*)ニャ〜 | 作成日時:2020年8月31日 15時