絶望プリズンの世界第90話 ページ30
絶望プリズン
A
「うぅ〜ん……」
シンノスケ
「チッ……いてて……」
コウ
「いったい何の目的でここに連れてきた」
マチ
「ねぇ!あれみて!」
キスケ
「う……うぅ……」
シロウ
「キスケ君!」
キスケ
「みん……な……?」
シロウ
「オカルト部……完全復活ですね!」
フミ
「そうね」
ネコヒコ
「は〜い。ご苦労様〜」
キョド
「ど、どうも……みなさん……」
タクヤ
「な、なんでここに連れてこられたんだ?」
ネコヒコ
「いつも通りノブユキの記憶を戻すのと、お前らに感謝を伝えるためだ」
キョド
「これでほぼすべてのドッペルゲンガーが退治されました。お、おめでとうございます……」
ネコヒコ
「今までよくやってくれたな〜」
フミ
「ということは……ノブユキ君の記憶が……」
ネコヒコ
「今回ですべての記憶が戻るはずだぜ。そしてA」
A
「は、はい?」
ネコヒコ
「お前にもご褒美だ」
ネコヒコが指パッチンをするとキラキラした光が周りに現れた後すぐに消えていった
ネコヒコ
「ちょっと喋ってみてみろよ」
A
「喋るって言ったって…………え!?喋れてる!?は?え?どういうこと?」
ネコヒコ
「リクからお願いでな。すべてのドッペルゲンガーを退治した後代償を無効化してやってくれと、お願いがきたんだ」
A
「よっしゃー!これで思う存分話せる!」
マチ
「Aちゃん……キャラが……」
A
「まぁ……いったんこの話は置いといて……ノブユキ君の記憶を戻してあげて」
ネコヒコ
「ああ……」
ネコヒコが指パッチンを鳴らすとノブユキ君は意識を失った
数分後
ノブユキ
「は!……はぁ……!い、今のは……」
マチ
「大丈夫?」
ノブユキ
「う、うん……すべてを思い出したよ」
ルイ
「自分か何者か分かったの?」
ノブユキ
「それは……人とのかかわりに絶望して引きこもっている少年が見えたんだ」
フミ
「少年……」
マチ
「それっていったい……」
ノブユキ
「俺は……おびえながら……「ずっと一人でいい」とつぶやいていた。とてもつらい経験をしたおれは……「人との絆」に絶望していた」
シンノスケ
「お、おい……ノブユキ……それって」
ノブユキ
「その少年の顔は……おれだったんだ」
--------続く--------
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作者名:(*´ω`*)ニャ〜 | 作成日時:2020年8月31日 15時