絶望プリズンの世界第89話 ページ29
ルイ
「確かに……私が女の子の格好で振る舞おうとしたときすごく不安だった。でも……みんながいたから……一歩踏み出せたんだと思う……」
マチ
「私も……一人じゃまた前の自分に戻ってたかも……」
フミ
「そうね……」
シンノスケ
「まぁ……そうかもしれないな……」
キスケ
「お前ら……」
シロウ
「だからキスケ君。貴方が弟さんにしたすべての行動を無駄だと思わないでください。弟さんのことは本当に……とても残念だと思います……でも、寄り添っていたあなたは弟さんの支えになっていたはずですよ」
キスケ
「お、俺が……」
シロウ
「はい……キスケ君……もう……一人で抱え込まなくていいんですよ……」
コウ
「そうだな……人間はだれかの助けなしじゃ生きていけない。いつか絶対に越えられない壁が来る」
タクヤ
「だから、俺らを頼っていいんだぞ」
A
「そ、そうですね……!私も、みんながいるから……ここまで頑張れた……!」
キスケ
「皆……」
シロウ
「キスケ君は、一人じゃありません。ここにいるみんな……キスケ君の味方です」
ルイ
「そうだよ、キスケ君」
マチ
「うん。私もみんなのおかげで救われた。だから今度は私がキスケを支えてあげる番だよね!」
フミ
「私もオカルト部の一員として……貴方を見捨てたりしないわ」
シロウ
「だからキスケ……俺らに頼れよ……」
ノブユキ
「キスケには俺たちがいる……みんなで支えあって……乗り越えていこう。キミが弟君にしていたみたいにさ」
キスケ
「ノブユキ…………みんな……こんなおれでも……受け入れてくれるのか?」
「「「「もちろん!」」」」
キスケ
「本当にごめん……ありがとう」
その瞬間キスケの体が光始めた
A
「この光は……浄化……」
シロウ
「また目が覚めたら、ゆっくり話し合いをしましょう」
キスケ
「ああ……そうだな……」
フミ
「キスケ君が消えた……」
マチ
「浄化されたんだ……」
その時急にめまいがして意識がなくなった
--------続く--------
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作者名:(*´ω`*)ニャ〜 | 作成日時:2020年8月31日 15時