絶望プリズンの世界へ行ってみよう！【２】

絶望プリズンの世界第54話　探索パート ページ4

体育館前


宮本マサシ


マサシ
「ここから先は通れねーぞ……」


ノブユキ
「あ、あの……ちょっと中を見たいんですけど……」


マサシ
「だめだ。理事長の命令で、体育館には誰も入れるなって言われてるからな。はぁ……なんで俺がこんなこと……せっかくの休憩タイムだったのに……あぁ……アレ吸いたいなぁ……」


リンタロウ
「アレって何〜？」


マサシ
「な、なんでもない……ほら、さっさと帰れ」


コウ
「アレがわかれば……中に入れるかもしれないな」


A
「これ……」


タクヤ
「ゼリー？」


A
「先生は……たばこの代わりに……これ吸ってる」


リンタロウ
「じゃあ……これを渡せば……」


ノブユキ
「中に入れる！」


リンタロウ
「先生！」


マサシ
「はぁ……またお前らか……さっきも帰れって言っ……おい、それは……！どうしてお前がそれを持っているんだ？」


リンタロウ
「Aちゃんがくれたんだ〜。Aちゃんはこれが好きだからよく学校に持ってきてるよ〜。もしかして……先生も好きなの？」


マサシ
「あ、あぁ……中毒なくらいな……」


リンタロウ
「じゃあ……これあげる……ここで食べてたら怒られるから……ほかの所で食べることをお勧めするよ〜」


マサシ
「そ、そうだな。お前ら、俺が食べてくる間……ちょっとここを見張っててくれるか？」


ノブユキ
「わかりました」


マサシ
「じゃあ、頼んだぞ」ザッザッザ


リンタロウ
「うまくいったね〜」


コウ
「まさか……こんなもので釣れるとは……」


タクヤ
「戻ってくる前にさっさと調べるか」


--------続く-------

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