リリア様とキャラ被りしてる気がするのでなるべく目立たないようにします

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クロウリー
「なるほど、監督生ですか。ちょうど頼みたい仕事もありますし、肩書があるのは都合がい……いえ、素晴らしい！監督生君。貴方に、これを預けましょう。……これは通称『ゴーストカメラ』と呼ばれるものです」


ユウ
「ゴースト？」


存在感皆無のゴーストカメラやん


エース
「あ、そればーちゃんに聞いたことあるかも。すっげー昔の魔法道具っすよね？」


クロウリー
「すっげー昔というほどでも……ゴホン。確かに、キミのひいお祖母様か、ひいひいお祖母様が子供のころに開発されたものかもしれません。このカメラには特別な魔法がかけられていて被写体の姿だけでなく、魂の一部をも写し取ることができるのです」


デュース
「魂の一部……？」


クロウリー
「『記憶の断片』(メモリー)とも呼ばれています。そしてこの魔法のカメラの面白い点は撮影者と被写体の魂の結びつきが深くなると、写真に写された『メモリー』が飛び出してくるところです！」


ユウ
「魂の結びつき？」


クロウリー
「撮影者と被写体としたしくなることにより写真が動画のように動いたり実体を伴って抜け出したりするようになるんです。面白いでしょう？」


デュース
「写ったものが抜け出す？まるで心霊写真じゃないですか！」


クロウリー
「ええ。だから『ゴーストカメラ』と呼ばれたそうです。まだ動画のない時代、より鮮明に思い出を残すために開発されたものらしいですが……スペード君の言う通り、昔の人は飛び出したメモリーを見て「ゴーストだ！」と驚きこのカメラで写真を撮られることを非常に恐れたんだとか」


エース
「なんか人騒がせなカメラだな……」


クロウリー
「ユウ君。貴方はこのカメラでグリム君やほかの生徒たちを撮影し、学園生活の記録を残してください」


グリム
「らんららん♪オレ様がかっこいいところじゃんじゃんとるんだゾ〜♪」


クロウリー
「……特にああいうお調子者が悪さをしたときには必ず『メモリー』を残しておくこと。私への報告書代わりにってつけでしょう？監督生としてしっかり周囲に目を光らせ記録をとるように。魔法士でなくても使える希少な魔道具を気前よく渡すなんて……私のやさしさ、天井知らずじゃありません？」


A
「ぐはぁ……ん“ん”！試しに1枚とってみる？」


ユウ
「帰ってからやってみるね！」


クロウリー
「さて、今日はもう遅い。詳しい話は明日にしましょう。皆さん寮に戻りなさい」


デュース
「では、失礼します」

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