血筋 ページ1
4歳ぐらいの時に親からふんわり聞かされたおとぎ話のような話
いや全然明るくはなかったけど
その話が現実なら自分の家の血筋はやばくないかと思った
血筋は血筋でもちょっと離れてるから自分には関係ないかと思っていた
『え？承太郎の家？』
12歳の夏だったはず
｢そうそう、おじいちゃんが帰ってきてるから行ってきなさいな｣
おー、あの元気なじいちゃんが戻ってきてんのか
『母さん行くの？』
｢お母さんちょっと家の用事あるから先に行っててくれる？｣
『え、1人？』
｢少しは電車乗る練習しなさい、たった2駅なんだから｣
『お母さんの意地悪ー、あ、お父さんは？』
｢お父さんなら今日の夜に承太郎くんの家行くって｣
『やっぱ1人なんだ、わかったよ行けばいいんでしょ！』
｢はい、このリュックに色々入ってるから｣
お母さんは水色のイルカが描いてあるリュックを渡してくれた
『じゃあ駅に着いたら公衆電話からかけるね』
｢いい子ね〜、気をつけるのよ〜｣
『はーい』
これが元お母さんとの最後の会話
私はこの後炎天下の下で倒れて死ぬのでした
『って言う前世の記憶がまさか16歳で思い出すなんて』
現在南丘アカリは杜王町という街で産まれて平凡に暮らしていた
思い出した理由はとっても簡単で
ボーッと歩いていたら目の前の電柱に気づかずぶつかって思い出した
『それにしても前世ってホントにあるんだなぁ』
南丘家の家族は父、母、兄がいたが兄の留学に親二人共ついて行くという
『こんな可愛い娘置いて嫌になっちゃう』
ため息をつきながら歩いていると
ドンッ
また何かにぶつかった
｢うぉっっ？！と、あ、すんません｣
『あ、ごめん、な、さい』
まて、すげー元じいちゃんの若い頃に似てる？！
これがあの【血筋】と出逢うきっかけとなる
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にぃ - めちゃくちゃ面白いです！更新まってます！ (12月3日 14時) (
レス) @page10 id: 9cceebbfe5 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - すっごく面白いです！続きの展開が気になります！更新待ってます。応援してます！！！ (11月20日 17時) (レス) @page10 id: 7852438752 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - 続きお待ちしております (11月13日 19時) (レス) @page7 id: 1666289728 (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - めっちゃ続きが気になる展開…！更新応援してます！ (11月13日 14時) (レス) @page7 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
霊霊 - つづき楽しみです頑張ってください (6月19日 18時) (レス) @page3 id: 1666289728 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎マカロン | 作成日時：2023年6月6日 1時
