検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:805 hit

3冊目 ページ3

二人目の私

授業中眠くなる。
寝たくない。起きていたい。なのに寝てしまう。
どうして?何もしてないのに。
どうして私ばかり笑われるの?他のみんなもやってるくせに。
私だけなんで。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
寝ているという単語を聞いただけでキレてしまう。
みんな私のことが嫌いなの?

何かしたなら謝るからやめてよ。

助けて。

それらの文をひたすらノートに書き続けた。
私は
顔を殴ったり自分を傷つけながら起きようとした。

だけど眠い。
今は人の視線さえ怖い。

それならいっそ永遠に眠った方がはやいのかもしれない。

恐怖を忘れるため、また私は私を消した。

またあの時の人がいた。ぼそぼそと何か言っていた気がした。
確かこんな事を言っていた。

「可哀想だね、お嬢さん。夢の中で永遠に生きる事は出来ないのだ。自分から永遠に眠る事は罪なのだ。それは人間が決めたルールなのだから。」

四冊目→←2冊目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:あいりん , オリジナル , 日記 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:帽子屋の太宰徹@伊達あいりん | 作成日時:2017年10月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。