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「みてみて〜
花持ってきた。飾っていい？」
『自分のメンバーカラーの花束とは
センスがいいですねw』
「でっしょーw」
菜の花、明るさ。
キショウブ、幸せを掴む。
黄色いガーベラ、優しさ。
キバナコスモス、自然美。
ただ自分のカラーだからとかじゃなくて
花言葉が君にピッタリだったから。
…なんて言ったら惹かれるかな。
変わらない真っ白な病室。
相変わらず左手には点滴。
違う場所が点滴を刺して
内出血しているのが見える。
「明日はじめくんが来たいって」
『ほんと？？
…久しぶりにみんなに会いたいなぁ…』
「じゃあ日替わりで1人ずつ連れてくるよ」
『えへ、嬉しい』
入院してからもう2週間が立つ。
辛いはずなのに
俺といる時はめちゃくちゃ笑う。
心の底から笑ってくれる。
そんなAと飲み物を買いに
院内のコンビニに行くのが楽しい。
点滴をコロコロしながら歩くAと
手を繋いで、歩く。
ただ、この何気ない時間が
このたった一瞬が
かけがえのない幸せなんだ。
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ほのか - 最後でめっちゃ泣きました！面白い作品をありがとうございました！ (2021年4月4日 0時) (
レス) id: 0f4b11a203 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めっちゃ面白かったです！感動しました！完結お疲れ様でした！！ (2020年12月22日 6時) (レス) id: 1916248db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小春愛莉 | 作成日時：2020年11月28日 8時
