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ピーピー騒ぎ立てるレオリオを他所に他の受験者を観察していく。特に目立つのはヒソカとあの針人間かな。
大体は察しているが、あの針とオーラからしてイルミであることは間違いない。
何故彼がここに居るのか、連絡も受けてなければ私も連絡していないので分からない。まあ、大方仕事で必要なんだろうな。
でももう1人目を引きつける存在を感じ取る。
目を凝らしてよーく見渡すと、トンパさんに行き着いた。まさかあの人がそれ程戦えるとは思えないのだが……、しかしトンパさんの裏に人影が見える。
よくよく見れば、白いフワフワの髪が見えた。
「ごめんちょっと知り合い見付けたから会ってくる！」
皆にはそう伝えて、真っ直ぐその子に向かって走り抱き着く。
「キルア！！」
「うおっ……ってA！？」
何故お前が此処に居るんだと言いたげな顔で私を見上げるその子は、1回目の時にでゴンと共に私を訪ねてきたイルミの弟キルア。
ゾルディック家で働くようになってからはよくキルアとはゲームをしたりして遊んでいたのだ。
「……まさか、親父達に言われて来たのか？」
「え？いやこれはプライベートだよ？それに最近はちょっと忙しくて殆ど誰とも連絡取ってなかったから」
安堵したキルアは自分が逃げ出した事を話してくれた。
キキョウさんとミルキを切りつけて出て来たというらしい。
どうやらイルミが此処に居るのは気付いていないようだし、ここで私が言ったら多分イルミに殺されそうだからあえて言わないでおく。
「にしてもAが居るなんて驚いたぜ？でもお前ならどんな試験でも馬鹿力で全部吹っ飛ばしてそうだな」
「キルアだって馬鹿力でしょうが！！」
私はオーラで強化しているだけで基礎体力はキルアより下だろう。キルアもゴンも念を覚えたらとてつもなく強くなるに違いない。
まあそれまでは私が大きな顔をしておこう。
「でもなんでハンター試験受けんの？」
「人探しかな」
「ふーん、そんなもんか」
「キルアはどうせ暇つぶしでしょ」
「まあな、やること無かったし」
確かにキルアならこんな試験余裕で受かってそう、それでドヤ顔してくるんだろうなぁ。
「言っとくけど私歳上だからね」
「は？なに急に、ババアって呼んで欲しいわけ？」
生意気なキルアにはこめかみグリグリの刑を処した。
そして鳴り響くベルの音。
いよいよハンター試験の幕開け。
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薄桃桜(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます！！やはり作った当初からどうにか4人と絡ませたいと思っていたのですが、こんなに終盤になってしまいました笑。これからも応援よろしくお願い致します。 (2022年11月23日 8時) (
レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 更新されてる〜！この作品、めっちゃおもしろいです！特に夢主ちゃんと、主要キャラ四人との絡みがおもしろい！これからの展開が楽しみです！ (2022年11月14日 19時) (レス) @page49 id: c18f4cb640 (このIDを非表示/違反報告)
薄桃桜(プロフ) - あるみくさん» 拙い文章ではありますが、少しでも誰かの心に響いたなら本当に嬉しいことです。細かな所まで見て頂いてくださったことも嬉しい半分気恥しさ半分ですね。今少し忙しく下書きが進んでいませんが、必ず完結させたいと思っているので頑張ります！ (2022年8月14日 12時) (レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
あるみく(プロフ) - とても感動しました！特に、パクが主人公と再会したところで、私本当に泣いちゃって笑。主人公の人間らしい感情の変化や、1の時の「復讐は連鎖」という言葉にも心を動かされました！更新頑張ってください！ (2022年8月13日 19時) (レス) @page28 id: 1448334fe6 (このIDを非表示/違反報告)
薄桃桜(プロフ) - 真昼さん» 元々漠然とした思い付きから描き始めたので確かに何度か時系列やループで悩んだ事がありました……でも楽しくここまで書けているのでこれからも引き続き更新頑張りますね！ (2022年8月7日 23時) (レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄桃桜 | 作成日時：2022年7月26日 22時
