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パラパラと本のページを捲る音が定期的にする。
あ、知ってるこの音。私が大好きな音だ。
この音がする時は、必ず彼が居る。
「……クロロ」
「ん？起きたのか」
目を開ければ、私の眠るベットの傍らでクロロが本を読んでいた。
私が目覚めたと知ると本を閉じて顔にかかる髪の毛を耳にかけるようにして撫でてくる。
彼は彼で多分私を猫かなんかだと思ってるんだろう。
「今何時？」
「もう深夜の2時だ」
「あー、多分1日以上寝過ごしたんだ私」
カレンダーを見れば確かに一日は既に経っていた。
それにしてもこんな夜中までクロロがそばに居てくれるとは思わなかったな。
「クロロはいつこっちに来たの？」
「ついさっきな、今度また大きな仕事があるから俺とパクとフィンが合流した」
「え、そんなに大変な仕事なの？」
「少し厄介ではあるが、それ程でもないさ」
「なら良いけど」
長い時はアジトをしばらく空けることもある。その時は途中まで一緒に行くが、目的地より幾分か離れた場所でシャルとよく留守番をすることが多い。
そしてシャルと一緒に情報関係のお手伝いをしたり等。
それでもシャルも時々現地へ向かってしまうこともあるため、1人の時間は長い。皆と一緒に居れるのは良いけれど、寂しくなるから大きな仕事はあまり好きではない。
何より怪我も多くなる。
「無事に帰ってきてね」
「ああ、約束しよう」
クロロは私の額にキスをする。彼はいつも私が寝付くまでそばに居てくれるのがたまらなく嬉しかった。
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薄桃桜(プロフ) - A’さん» そんな……私にはもったいない言葉です。でもこうして誰かに読んで頂けて、感想を貰えて、とても嬉しく思います。これからも私が伝えたい事を少しでも表現出来るよう日々精進していきます！本当に優しいお言葉、ありがとうございました。 (2022年8月2日 8時) (
レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
A’(プロフ) - なにこれ．．．最高すぎます！！東リべみたいでなんかカッコイイです！！それから、薄桃桜さん自身は｢文才がない｣なんて言うけど、私はそうは思いません。とても分かりやすくてセンスのある表現をされています。尊敬します。�兇諒�も引き続き頑張ってください！！ (2022年8月1日 2時) (レス) @page29 id: 931e8514a8 (このIDを非表示/違反報告)
薄桃桜(プロフ) - にゃるす。さん» そう言って貰えるだけでとても嬉しいです！少し遅めの更新になるかもしれませんが、頑張ります！ (2022年7月25日 6時) (レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
にゃるす。 - この作品大好きです！！主人公と旅団やゾルディック家やクラピカ達との絡みが最高です！！更新頑張ってください！応援しています！ (2022年7月24日 18時) (レス) @page41 id: e39ed7afb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄桃桜 | 作成日時：2022年7月19日 11時
