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あ、でも確かゴン、キルア、レオリオとはハンター試験で知り合ったと言っていたはず。
「試験は全部1人で行動したりするの？……私自信が無いからもしグループとかの内容だと助かるんだけど……」
「……それはその年の試験内容によります。私の場合は数人のグループで組んだり、協力したりすることはありました」
「え、そうなの！！」
よし、かかった。
「もし良かったら試験の時のお話を聞かせてくれないかしら！」
見たまえ、この少女の必死のお願いを！！ついでに下から見上げるのがコツである。
「……少し長くはなりますが……」
私はクラピカを隣に座らせて、彼の話を1つも落とす事の無いように聞いていた。もしかしたら何か役立つかもしれないからだ。
ただ、それらを抜きにしても彼の話はとても面白かった。
全く知らない世界の冒険話を当事者から聞くのはここまで興味深いとは恐れ入る。
私が質問をすれば快く彼は答えてくれて、何よりあの3人の話をする時は私もまだ知らないただの少年の様な顔付きになる。
それを見て少し泣きそうになった。
もし、彼の故郷が蜘蛛に襲われることが無ければ、初めて会った時のように顔に影も落とさず、隈も無く、人を殺すことも無く、唯のクラピカでいられたのだろうか。
……でもだからといって私は蜘蛛を責めることも出来ない。そんな彼らが私の元にあの時来てくれていなければ、私はとっくに死人と化していたから。それに皆も全てを元から奪われていた身、だから全てを欲しがった。
呪うべきはこの世界なのだろうか。
「＿＿そんなわけでゾルディック家に行ったりと色々ありましたが、無事に私はハンターとなりました。
…………Aお嬢様？」
「あ、いえごめんなさい。聞いていなかったわけじゃないの……ただ、あまりにもゴンさん達の話をする時のクラピカがなんというか……少し幼く見えたから」
「なっ」
「馬鹿にしているわけでもないのよ、年相応のクラピカを初めて見れたなってこと」
これは本心だ。思いがけず少し嬉しいことがあった。
あの時じゃ知り得なかったこの人の顔。
「……それでしたら、お嬢様ももう少しボスを見習うべきかと」
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薄桃桜(プロフ) - A’さん» そんな……私にはもったいない言葉です。でもこうして誰かに読んで頂けて、感想を貰えて、とても嬉しく思います。これからも私が伝えたい事を少しでも表現出来るよう日々精進していきます！本当に優しいお言葉、ありがとうございました。 (2022年8月2日 8時) (
レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
A’(プロフ) - なにこれ．．．最高すぎます！！東リべみたいでなんかカッコイイです！！それから、薄桃桜さん自身は｢文才がない｣なんて言うけど、私はそうは思いません。とても分かりやすくてセンスのある表現をされています。尊敬します。�兇諒�も引き続き頑張ってください！！ (2022年8月1日 2時) (レス) @page29 id: 931e8514a8 (このIDを非表示/違反報告)
薄桃桜(プロフ) - にゃるす。さん» そう言って貰えるだけでとても嬉しいです！少し遅めの更新になるかもしれませんが、頑張ります！ (2022年7月25日 6時) (レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
にゃるす。 - この作品大好きです！！主人公と旅団やゾルディック家やクラピカ達との絡みが最高です！！更新頑張ってください！応援しています！ (2022年7月24日 18時) (レス) @page41 id: e39ed7afb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄桃桜 | 作成日時：2022年7月19日 11時
