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あぁ、でもこの男のこれ程にまで悔しそうな顔を見れて良かった。本当に良かった。
皆が死んだ事はもちろん死ぬほど辛いが私の全てを壊したこの男が苦しむ姿をもっと見たかった。
苦しんで悶えて壊れてしまえばいい。
私を壊したように。
そうしてから、私がコイツを殺す。
ごめんね、皆。もう少しだけ待っていて。私が全部終わらせてからそっちに行くから。
その後、鎖野郎と入れ替わるように二人の子供が入って来た。見覚えのない姿に顔を顰める。
「……貴方がAさん？」
黒髪の少年が私に尋ねる。どうやら私を知っているようだった。
「そうだよ」
「そっか……蜘蛛には見えないぐらい綺麗な人だから俺驚いちゃった」
「正真正銘、私は蜘蛛の一員だよ。ご期待に添えないようでごめんなさいね」
黒髪の子は言葉に詰まっていた。
黒髪の子はゴン、白髪の子はキルアと言うらしい。鎖野郎の仲間でわざわざ私に会いに来たと言う。
「悪いけど俺はクラピカとゴンの意見に反対でアンタを殺すべきだと思う。蜘蛛の仲間である時点でアンタは俺達の敵だ」
「私もそう思うよ。早く殺すべきだと思う。
……まあ、このまま生かされるのなら、鎖野郎を苦しめてから殺したいかしらね」
するとゴンから敵意がようやく現れた。仲間を殺されることに反応したらしい。……少し私に似ているのかな。
そうだよね、どの立場であっても仲間っていうのはきっと……命よりも大切な存在なのかもしれない。
「……私、君達は結構好きだよ。仲間がとても大切なのね」
「うん……キルアもクラピカもレオリオも俺の大事な仲間なんだ」
ゴンは少し嬉しそうにそう語る。キルアは少し恥ずかしそうだった。
「私にとっても蜘蛛の皆は大切な仲間だったよ」
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薄桃桜(プロフ) - A’さん» そんな……私にはもったいない言葉です。でもこうして誰かに読んで頂けて、感想を貰えて、とても嬉しく思います。これからも私が伝えたい事を少しでも表現出来るよう日々精進していきます！本当に優しいお言葉、ありがとうございました。 (2022年8月2日 8時) (
レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
A’(プロフ) - なにこれ．．．最高すぎます！！東リべみたいでなんかカッコイイです！！それから、薄桃桜さん自身は｢文才がない｣なんて言うけど、私はそうは思いません。とても分かりやすくてセンスのある表現をされています。尊敬します。�兇諒�も引き続き頑張ってください！！ (2022年8月1日 2時) (レス) @page29 id: 931e8514a8 (このIDを非表示/違反報告)
薄桃桜(プロフ) - にゃるす。さん» そう言って貰えるだけでとても嬉しいです！少し遅めの更新になるかもしれませんが、頑張ります！ (2022年7月25日 6時) (レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
にゃるす。 - この作品大好きです！！主人公と旅団やゾルディック家やクラピカ達との絡みが最高です！！更新頑張ってください！応援しています！ (2022年7月24日 18時) (レス) @page41 id: e39ed7afb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄桃桜 | 作成日時：2022年7月19日 11時
