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「A、ちょっと来てくれる？」
クロロさんから貰った言葉の勉強用に借りた幼児向けの本を一生懸命読んでいた所に来たのはシャルだった。
私が仲間に加わってから、最初はほとんどの人が警戒していたものの、私が無害とわかったのか今では普通に仲間として接してくれている。
シャルはよく私の元に来ては勉強を見てくれたり世間話をするのが日課になっていた。
「ちょっと待ってて、いまちょうどいい所なの」
「あー、主人公が田舎から都会に行っていじめにも耐え抜いて夢を掴むってやつだったっけ？確か主人公その後大学行って教職についてあの幼なじみと結婚するハッピーエンドだったよね？」
「シャル嫌い二度と私の前に現れないで」
ケラケラと笑う確信犯に枕を投げつける。もちろんいとも簡単に受け止められるわけだけど。
「まあとりあえず来てよ！」
来てと言いながら私を俵担ぎして強制連行するのだからもう何も言わない。シャルは1回デリカシーとか、そういう勉強するべきだ。
シャルのパソコンとか電子機器いっぱいの部屋で降ろされると四角い物を渡された。
「……これ、何？」
「これは携帯、いつどこにいても電話でAが俺達と話したりメールをしたりする物。やっぱりA携帯とか知らなかったか」
「いつでも……どこでも？」
「うん」
皆が仕事に行った時独りの留守番じゃない、これでずっと一緒……
「シャルありがとう……私嬉しい……」
携帯を握り締める私をワシワシと撫でると、シャルは同じようなものを取り出してなにか操作をしていた。
すると、私の持つ携帯から電子音が鳴る。驚いて見ればシャルナークという表示が出ていて、シャルが指さすボタンを押して耳元に当てさせられる。
『もしもし』
携帯からシャルの声が聞こえる。
「……シャル？」
『うん、もし電話をかけたりかけられたら、最初にもしもしって言おうね』
「もしもし？」
シャルはまた私の頭を少し乱暴に撫でてくれた。
電話を切って携帯の使い方を教えて貰う。写真機能などよく分からないが凄いらしい。でもこれをシャルが作ったのは驚きである。
「シャルって天才ではあるよね」
「何そのものを含む言い方」
過去の自分に聞けばいい。
どうやらこの携帯で電話をするには相手の電話番号を登録しなければいけないらしい。
そこでシャルから出された今日のミッションはこのアジトにいる団員の電話番号を聞きに行くこと。
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薄桃桜(プロフ) - A’さん» そんな……私にはもったいない言葉です。でもこうして誰かに読んで頂けて、感想を貰えて、とても嬉しく思います。これからも私が伝えたい事を少しでも表現出来るよう日々精進していきます！本当に優しいお言葉、ありがとうございました。 (2022年8月2日 8時) (
レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
A’(プロフ) - なにこれ．．．最高すぎます！！東リべみたいでなんかカッコイイです！！それから、薄桃桜さん自身は｢文才がない｣なんて言うけど、私はそうは思いません。とても分かりやすくてセンスのある表現をされています。尊敬します。�兇諒�も引き続き頑張ってください！！ (2022年8月1日 2時) (レス) @page29 id: 931e8514a8 (このIDを非表示/違反報告)
薄桃桜(プロフ) - にゃるす。さん» そう言って貰えるだけでとても嬉しいです！少し遅めの更新になるかもしれませんが、頑張ります！ (2022年7月25日 6時) (レス) id: d27f44688d (このIDを非表示/違反報告)
にゃるす。 - この作品大好きです！！主人公と旅団やゾルディック家やクラピカ達との絡みが最高です！！更新頑張ってください！応援しています！ (2022年7月24日 18時) (レス) @page41 id: e39ed7afb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄桃桜 | 作成日時：2022年7月19日 11時
