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『あーねむねむ、今何時?朝の6時だよ〜』

適当な歌を歌いながら学校へと来た。

朝練は7時からだけど、昨日教わった事とか復習したいし、体力付けなきゃだし。

よし、と気合を入れてきたのは良いが、眠気はやはり恐ろしい。気を抜けば多分寝れる。



体育館はやはりまだ真っ暗で、私の一つ一つの音が反響するからちょっと怖いかも。これで外が夜だったら死んでたな。

まずはネットを張る。高さは足りないから椅子を使ったり、グルグル回すのはちょっと楽しかったり、でもやっぱり体力が必要だ。

『筋トレした方がいいかな…目指せシックスパッ
ク?』

いやー、でもそういう運動って大丈夫なんだろうか。今度通院した時に先生に聞いてみようかな。


で、やっぱり水を入れたボトルは重くて2回に分けて運んで、タオルもすぐ取れるように運んだ。

『…とりあえずこんなものだろうか…』



ちょうど6時半に差し掛かった頃である。


すると、走る音がこの体育館に向かってきているではないか。……が、誰のものか分かった気がする。



バンと、扉に誰かが手を着く音がする。


言い合っている所を聞くと、どちらが先に手を着くかで勝負してた感じかな。


「今日は俺の勝ちだな」

「っくそー!!放課後は俺が勝ぁーつ!!」


今日は飛雄の勝ちだそうだ。


何だこの実況。




「っし、鍵取ってこい」

「ちぇ!!……あれ」


ガラ


扉が開かれ、目を見開いた2人と視線が会う。

『おはよ』





「えっ、ええええっ!!古部!?
もう来てたの!?……って、ネットも張ってある
し.........」

『あー、昨日の教えて貰ったこと復習しようと
思ってさ!2人はいつもこの時間に来てるんだ』

「まぁな!早く練習したいし、体ウズウズすんだよ」


成程、根っからのバレー馬鹿ってことね。

『私ネット張るの初めてだから、一応チェック
してくれる?どっか変だったらすぐ直すから』

「わかった!」



そう言って日向はネットの方へ行ったんだけど……



『あ、あのー影山…さん?……』


なんかずっとこっち見てくるんだけど、怖くて目を合わせたくない……
何勝手なことしてんだよ!とか、また言われたら流石に落ち込むからね!!??メンタル弱いんだよこっちはな!!






『顔に何か付いてた?おっかしいな、顔洗って
来たんだけど……』


そろそろ穴あきそうなんだけどなぁイヤン(ごめんなさい

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ゆん(プロフ) - めちゃくちゃおもしろかったです🎵続きが気になります! (2022年4月8日 9時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:薄桃桜 | 作成日時:2021年1月17日 16時

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