食パン咥えて ページ4
『いらっしゃい』
「おぉ…風蝶さんの家綺麗やな!」
『ありがとう』
土曜の午後、約束した勉強会を有言実行。玄関手前にある階段を上ってもらい、右に曲がれば私の部屋だ。人に自分の部屋見せるって少し恥ずかしいよね。分からない?
「思ってたよりも物ないんだね」
『特に趣味もないからね』
「俺はこういう部屋憧れるわぁ…」
「意外」と角名君から言われた。まぁ、女の子って大体可愛いもの好きだもんね。私も好きだけど、集めるって程じゃないし、部屋は必要最低限のものしか入れたくない。
ほら、部屋がすぐ汚くなっちゃうでしょ?
『…そんなに見てないで勉強するよ?』
「あ、この漫画読んでみたいわあ」
話逸らしやがった。
『それ恋愛漫画だよ?』
「最近少女漫画に興味あんねん。
ほらあれやろ?食パン咥えて「遅刻遅刻〜」って走れば
イケメンにぶつかんのやろ?」
『古い古い。今時の女の子はそんなんじゃキュンと来ないから』
治君の情報古すぎるんだけど。いや確かに男の子って少女漫画読まないよね…って興味ないじゃん!
『勉強するよ??』
「知ってた?風蝶さんって結構ゲスいんだよ?」
「ほんまやな」
『追い出すよ?』
1224人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゅこ(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます。大変お待たせ致しました…全力で頑張らせて頂きます!! (2021年9月30日 22時) (レス) id: a23258a94d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの?私バカなの?((((喧しいわ (2021年9月1日 23時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゅこ | 作成日時:2020年12月13日 19時