ご褒美の件 ページ3
『それで、話って?』
「その、ご褒美の件に着いてなんだけどさ」
あぁ、この前角名君と約束した話。それを律儀に場所まで変えてもらって話してくれるなんてね、やっぱり優しいんだ。それはもう認めざるを得ない
『決まったんだ、何が欲しいの?』
「テスト終わったら練習試合があるんだ、
いつか分からないけど」
練習試合?それはバレーの話だよね、それがご褒美となんの関係があるのか。彼の表情は堅く、息を飲む音が響く
「観に来て欲しいんだ」
『…?それだけ?』
「それだけって酷いね」苦笑いを浮かべるけど目は哀しそうに見ていて、これは本気なんだ。そう直感する、試合観るぐらい全然いいのだけれど…他にもっと上の欲求があったはずなのに。
そこが疑問だ
『…分かった。日程決まったら教えてよ』
「うん、早めに連絡する」
何を考えているか分からないけど彼がそう言うなら従うしかない。そう彼は言ってドアを開ける。後ろ姿から見る彼は耳がほんのり赤い気がして、少し…期待している自分がいた。
『馬鹿じゃないの…』
彼が私の事好きなわけないのに。
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ちゅこ(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます。大変お待たせ致しました…全力で頑張らせて頂きます!! (2021年9月30日 22時) (レス) id: a23258a94d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの?私バカなの?((((喧しいわ (2021年9月1日 23時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅこ | 作成日時:2020年12月13日 19時