自分でもわかんないよ。作者もわかんないよ ページ2
あれ？
なんか、空気が変わった？？
『え、ごめんなに？』
｢あ、いやなんでもない｣
角名君はなんでもないと言うけれど明らかに空気が変わった。彼の低い声が私の耳には届いた。彼は｢気にしないで｣の一点張り、角名君はこういうの本当に折れないから多分聞いても無駄だろう
｢それよりも、勉強会どうするの？｣
｢ほんとに俺も行ってええの？｣
『大丈夫だよ、教えがいあるし』
｢それ褒め言葉なん？遠回しにディスっとるやん｣
あ、これは失言。
｢ねぇ風蝶さん｣
『なに？』
｢ちょっと話したいことがあるんだけど｣
｢ここじゃなくて｣そう付け加える。多分、私達の秘密ごとに関して。私達が廊下に出ると人気のない空き教室に移動する
『話っていうのは、あれ？』
｢うんまぁ、そうなんだけど｣
こんなの誰かに聞かれてたら絶対に勘違いする。いや本当のこと知られても勘違いするわ。
｢今日、明日なんだけど俺風蝶さんと
一緒に勉強出来ないんだよね｣
『そっか。分かった』
彼の言葉を聞いて少しモヤッとする。何故か残念な気がして…けれどそのモヤモヤについて触れたくなくて、角名君に隠すように｢じゃあ、教室戻ろう｣と強制的に終わらせた。
ドアに手を掛けた瞬間
｢まだ、話終わってないから｣
彼が私の腕を掴む
｢勉強の話だけでこんな空き教室まで来ないでしょ
どうしたの？らしくないね｣
そんなん…角名君のせいだよ。
角名君と関わってから私の気持ちがどんどん分からなくなって何をすべきなのか分からないんだ。それなのに｢らしくないよ｣なんてさ。
ダメだ最近の私、心に余裕が無い。角名君にバレたって言うのが始まりでそこから焦ったりしたし、それに加えて侑君の件もあった、立て続けにこんなの来たらダメージ強いよなぁ。
『ほんと、どれだけ私の心を乱せば気が済むの』
｢それは風蝶さんもね｣
『じゃあ、お互い様ね』
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ちゅこ(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます。大変お待たせ致しました…全力で頑張らせて頂きます！！ (2021年9月30日 22時) (
レス) id: a23258a94d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの？私バカなの？((((喧しいわ (2021年9月1日 23時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅこ | 作成日時：2020年12月13日 19時
