侵食、の段2 ページ31
ニヤっと笑いながら、こちらへ近づいてくる守一郎
何時もの明るい雰囲気とは打って変わり、危険な雰囲気を曝け出している
教員の頭の中は、無闇に近付いたら大変なことになると、危険信号が鳴り響いていた
土井先生「皆んな!急いで此処から離れるんだ!」
山田先生「我々が相手をしてやろう。」
守一郎「…面白いな…」
土井先生と山田先生が守一郎の相手をしている間に他の生徒達を避難させる為に、校舎の裏側へと移動していたが、突然三年生の藤内が足を踏み外してしまった
急いで腕を引いたが、足元にはバレないように掘られた深い落とし穴があった
こんなものを作るのは一人しかいない、そして、この落とし穴自体、作られたばかりのように見える
藤内「先生…もしかして、他の上級生も何人か侵入しているのでは…?」
厚木先生「もしかしてではなく、確実に侵入している、、!お前たち!伏せろ!」
話をしていた厚木先生が、目線を上に上げた途端、顔が青ざめた
それもそのはず、頭上には落とし穴を掘ったであろう喜八郎と何の躊躇いもなく焙烙火矢をばら撒く仙蔵の姿があったからだ
喜三太「うわぁぁぁ!どうなってるの⁈」
作兵衛「こんなに固まってたら、危ないぞ!一旦散らばるしかない!」
煙を使って散らばろうとしたが、前がよく見えず、足がすくんでしまう
何とか、バラバラになることは出来たが、普段過ごしている校舎だというのに、パニックで場所が曖昧になっていた
きり丸「食堂があっちだから、門は…」
庄左衛門「ちょっと待って、あれ本当に食堂なの⁈」
久作「落ち着いて整理しよう!まずは、この校舎内から脱出して外から攻撃するしかない!」
四郎兵衛「でも、しっかりとした武器を今は十分に持ってないよ!」
立花「少し無駄話が多いのではないか?」
喜八郎「忍者なら、すぐに考えて、行動しなくちゃ。」
笑う喜八郎が糸を引くと、地面がパカッと開き、焙烙火矢が流れ込んできた
三郎次「まずいっ、塀によじ登れ!」
その声と共に、大きな爆発音が響いた
また、少し離れた場所で爆発音を聞いた三年生は急いで逸れた後輩の元へ向かおうとする
しかし、左近が何かを見つけたのか、足を止めてしまった
左近「あれ!あんな所に不思議な花がある。」
三之助「…新種の武器とかじゃないよね⁈」
藤内「少し、怖いから、外へ投げ捨てよう。」
止めようとした数馬だが、それよりも先に手が触れてしまった
『触っちゃった…』
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです!続き出してほしいです!どうかお願いします🙇♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです!生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た5年生と6年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園5年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:airi0101 | 作成日時:2019年11月9日 23時