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裏まで見えない、の段 ページ20

寒い日が続く中、忍術学園では別の意味で冷たい風が吹いていた

無言で武器を整備する者、部屋の隅っこで、あからさまに落ち込んでいる者もいる


その理由は、数日前の、とある出来事が原因だったのだ



『紹介するね。最近、友達になった咲目(さきめ)君だよ。』

笑顔のA、その隣に立つ青年は丁寧にお辞儀すると、ふわりと微笑んだ

まるで、おとぎ話から出て来たような美青年に、忍たま達は、思わず息を飲んでしまう


咲目「初めまして。皆さんに会えて、嬉しいです。」

優しい言葉と、甘い声、今まで沢山の女の人を虜にしてきたに違いない完璧な青年だった


おめかししたAの跡を付けて来なければ良かったと、嫉妬する自分に今更後悔する忍たま達


善法寺「貴方のように素敵な方は、本当に居たんですね…」


孫兵「いや、本当に…非の打ち所がない…」


どんどん表情が暗くなる忍たま達の様子に、Aが困ったような顔をして、慰めようとすると、咲目に優しく腕を掴まれた


キョトンとしているAに、眉を下げながら、咲目は口を開く


咲目「Aさん、日が沈むのが早いのですから、もっと、色んな店へ行きませんか?」


『しかし、皆んなの様子が心配で、』


久々知「お気になさらず、行ってください…ただ、メンタルが削れているだけです。」


目に光が無い様子を見て、気にしない方が可笑しいと、Aは感じているが、忍たま達は手を振って、見送っているので、何とも難しい


しかし、咲目は迷うことなく、Aの腕を引くと、「それでは」とだけ言って、その場を離れた

横目で去っていく二人を見ると、肩を並べながら、歩いていくのが見える




手入れの施された艶のある髪がなびく度に、微笑む二人が現れた


守一郎「王子様とお姫様みたいだ…」


四郎兵衛「やっぱり、ああゆう人がA先輩に吊り合うんだなぁ…」


美男美女の二人は、誰がどう見たとしても、お似合いだと口揃えるほどに、絵になっていた


しかし、この時は、まだ誰も気付いてはいなかったのだ

咲目の茶色い瞳が、狂気を帯びていたことに


咲目(このまま、僕の元に引き寄せればいい)

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設定タグ:忍たま   
作品ジャンル:ラブコメ
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです!続き出してほしいです!どうかお願いします🙇‍♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです!生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た5年生と6年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園5年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:airi0101 | 作成日時:2019年11月9日 23時

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