裏まで見えない、の段２ ページ21
そんな事があった、その日からずっと、忍術学園には嫉妬の漂う空気に溢れていた
当のAは、何といえば良いのか分からず、しどろもどろな状態で、困り果てていた
『…お菓子食べる？』
七松「…いらない。なあ、Aはいつ、あの男と知り合ったんだ？」
突如、出会いの経緯を聞いてきた小平太にAは少しだけ、目を見開いた
そんなに青年、咲目のことが気になるのか、不思議に思っていたのだ
食満「ほら、何処で出会ったとか、あるだろ。」
『出会ったのは、皆んなでよく行く団子屋さんだよ。』
〜
遡ること、一ヶ月前に、二人は出会ったのだ
しかし、運命的な出会いの様なものではなく、咲目が団子を食べていたAに話しかけた事から始まった
『ここの団子は本当に美味しいですね。』
「そう言ってくれると嬉しいわ。また時間がある時に、来てね。」
温かいお茶を飲みながら、店長のおばさんと談笑していると、カサッと暖簾が押される音が聞こえ、同時に足跡が愛里の耳に入った
店に居た女性の目がAの後ろに集まり、反射的に振り返ると、そこには笑みを浮かべる咲目の姿があった
咲目「すいません、団子とお茶をお願いします。」
「はいよ！ちょっと、待ってね。」
おばさんが奥へと向かうと、笑みを消さぬまま、Aの隣に腰がけた
『どうも、あまり見かけない顔ですね。』
咲目「いえ、最近来たばかりでして、にしても貴方のような、とても美しい方に出会えて光栄です。」
いきなりの口説きにも、Aは表情を変えずに、咲目を見つめる
同じく、咲目も表情を変えずに、Aの手を取ると、他の店にも行きませんか？と誘うが、首を振られていた
『お断りします。知らない方の誘いに乗るほど、軽くはないので。』
〜
このような出会いだったが、段々と会う度に信頼していったのか、交流を進めていくようになったのだ
話を聞いた忍たま達は、またもや膝から崩れ落ちる
立花「それは、あれではないか…恋が始まってしまうルートのまんまだ…」
『え、そうなの？普通でしょ。』
頭にはてなマークを浮かべるAに、忍たま達は大きく首を振り、恋愛に疎いAの様子に何とも言えない気持ちとなっていた
しかし、何としてでも結ばれることは阻止したい
嫉妬で壊れてしまいそうになるからだ
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです！続き出してほしいです！どうかお願いします🙇♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (
レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです！生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た５年生と６年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園５年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：airi0101 | 作成日時：2019年11月9日 23時
