番外編 クリスマス ページ14
雪降る聖夜の中、一つの部屋に明るい光がついていた
そこから浮かぶ七人の影は、片手に肉や飲み物を持って笑いながら、楽しんでいる様だ
七松「メリークリスマス!今年もこの季節が来たな!」
『そうだね。月日は早いもんだな。』
食満「一年もあと一週間だぞ?」
目の前に広がる、少ないけれど、美味しそうな御馳走と近くに置かれた7つのプレゼント
そう、今日はクリスマスである
全体のパーティーが終わった後に、六年生だけでこっそり買った食材やらを用意して再度パーティーを開いている
善法寺「さっきの豪華な御馳走には、劣るけど…こうゆうのも良いね!」
潮江「確かにな、しかし…予算は大丈夫なのか⁈」
中在家「クリスマスだから、何とかなる…」
立花「そうだな、何とかなるさ。」
潮江「ならねえよ!」
明るい笑い声が響く中、六年生全員は、チラチラと後ろに置かれたプレゼントに目を向けていた
プレゼントのカバーの上に結ばれているリボンの色は、それぞれ異なっており、まるで六年生の様だった
しかし、Aがある事に気付き、六人の方へ向き直る
『皆んなのプレゼントカバー同じじゃない?』
中在家「え…ほんとだ…」
目を丸く見開き、もう一度しっかり確認してみるが、カバーが全て一緒であり、色が違うだけであった
同じ店で買った事になるが、中身まで同じなのは難しいに違いない
善法寺「でも、被ることは無いだろうし、大丈夫だよ!」
立花「中身も同じなのも、面白いがな。」
苦笑しながら、プレゼントを歌を歌い終わるまで時計回りに回していく
中身を見ようとする者を止めようと、かなり騒がしいプレゼント回しとなっているが
潮江「こらぁ!A、小平太!まだ、見るな!」
「「はーい…」」
そして、歌が歌い終わり、全員がワクワクした顔で急いでリボンを解き、箱を勢いよく開けた
中に入っていたプレゼントを一斉に取り出すと、ポカンとした顔に全員なったと思えば、大きな声で叫び出す
七松「ま、まさか…プレゼントの中身って!」
『間違い無く、全員一緒だね。』
それぞれの手に握られているのは、色々な色の星が付いた、腕飾りであり、違うのは紐の色だけだ
まさか、ここまで被ると思っていなかった為、口を開けたままだったが、顔を見合わせると一斉に笑い出した
善法寺「ここまで被るってある?」
潮江「ないな!」
被ったとしても、互いからの贈り物はこの上ない宝物に思えるのだった
『メリークリスマス。』
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです!続き出してほしいです!どうかお願いします🙇♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです!生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た5年生と6年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園5年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:airi0101 | 作成日時:2019年11月9日 23時