35話 ページ35
俺は、瑠璃に甘い言葉をはく
瑠璃が何か言ったように聞こえたが、気にせず喋り続ける
瑠璃の過去の話を聞いてしまったことを告げると唖然として絶望の顔をしていた
そんな瑠璃を安心させたくて、
それだけを考えた
沢山、瑠璃を愛でる
本心のまま
そして、俺は不意に
『好き』
この二文字
二文字……たった二文字の言葉。
を呟く
本当は、瑠璃から言わせてやろうって思ってたけど
ダメだった。俺は………思った以上にてめぇの事が好きみてぇだ
嬉しそうな顔しやがって
でも、本当は
瑠璃に好きって言って欲しかったんじゃない
ただ、
怖かった
姉上みたいに
俺の前から居なくなるじゃねぇかって
臆病もの
でも…………
そんな臆病な俺に勝つくらい、俺は瑠璃に
“溺れてる”
好きの二文字……臆病な俺
そんな………鎖みてぇなものから瑠璃は俺を解放してくれた
女神みてぇな存在
言い過ぎ？
俺は、そのくらい瑠璃を愛してるんでぃ
好きだから、愛してるから
怖くて、触れるのが怖くて
雪みたいに溶けて無くなるんじゃねぇかって
大事に触る………いや、臆病な俺が繋ぎ、俺を寸前で止める
俺は触ることもできなかった
だから、からかって
意地悪して、お前の心を少しでも俺に向けたくて…………
いつだって俺は、臆病でズルくて……………でも、
いつだって、その行先には瑠璃…お前が居て……本当に
愛してる
俺は多分…これから一生、お前より好きになる奴はいねぇ
最後の、俺の最愛の人
そんなの嘘？
嘘かもな……俺は、ズルイから
でも、お前が俺を好きと言って俺を求めてくれるその時は
お前に……すがっていいか？
総悟sibe終了
あの後、着替えて車にのる
店の店主にはもう、話を通しているようだった
沢山のことがあったけど、やっとみんなに会える
貴方「…ねぇ……総悟」
総悟「なんでぃ？」
貴方「私達って、恋仲？」
総悟「はぁ？…」
え………違うの？
ねぇ、ねぇ………心の底で、あんなに喜んだ私は馬鹿？
総悟「瑠璃は、俺の……未来の嫁でぃ」
その言葉に、ときめいて心が踊る
しかし、この気持ちは胸にしまおう
いつか………捨てられてしまうのだから
貴方「………何言ってんの……馬鹿」
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月猫(プロフ) - @謎の余裕 マジか！オケ！ありがと！ (2017年8月25日 20時) (
レス) id: 443f3f7063 (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - @ラム おお！ありがとうございます (2017年8月25日 20時) (レス) id: 443f3f7063 (このIDを非表示/違反報告)
謎の余裕 - 面白いです。でも、もう少しスペース空けて書いた方がいいかも (2017年8月25日 17時) (レス) id: 31f560cb83 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - こちらも、みさせてもらいました。とっても面白いです！オチは、沖田総悟が良いです！ (2017年8月25日 17時) (レス) id: 3ad5d17212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aira20051754 | 作成日時：2017年8月5日 23時
