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30話 ページ30

《過去の記憶》


砂だらけの平地


赤くどろどろとしたものが流れてくる


私の大好きな父と母が目の前にいる



でも、それはもう………息をしていない、死体だ_________



父は、浮気をよくする人だった


母が、それに悩んでは振り回されていた


私は、小さいながらにそれを分かっていた

が、


私にできることなど一つもないと、思い


放っておいた




そう、



事件は起きた


貴方「お父さん?……ねえ……起きてよ……」


父をさすっても、起きてくれない



でも、私は分かってる。。。。父は死んでる

だって………ずってみてたから、でも………………止めなかった



怖かった


あんな母や父を見るのが


私には、優しい父と母が

あんなに醜いものなんて




知りたくなかった________



そして、母も………父と共にいったのだろう



涙が頰をつたるのを感じる

しかし、


その時の私は




笑っていた





所詮私は、母も父も生活のための道具



だったんだ


私は、これ程までに残酷な人間なんだ


そう、思い知らされた






だから、私は死のうと思う









手首を切る




意識が遠ざかり、全てを終わらせた









嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ




私は………………こんなに酷い人間なの?





私……………真選組のみんなや、神威、万事屋のみんなが死んでしまったら




悲しくないのかな?




違う、ちがう、チガウ、チガ……ぅ


貴方「あぁぁあああぁぁあ」



神威「!?………瑠璃!瑠璃!」

貴方「え……あ………ごめ……ん………」


神威をより一層強く抱きしめる




そのまま私は神威の優しい温度に抱きしめられ、安心したかのように眠ってしまった





朝になると、神威は居なくなっていたが


紙がそえられていた

『一緒にいれなくてごめんね

でも、俺はずっと瑠璃の側にいるから』


その置き手紙をみて、心がドキッとする



人の優しさを感じて人間は生きていけるんだと、実感した



まだ、私の仕事は終わっていない


真選組のみんなのために仕事を全うしなきゃ



貴方「….私を愛して」



ふと、口から出た言葉


?「………瑠璃………俺がいくらでも愛してやる」

いきなりの声にびっくりしたが、振り向くとそこには十四郎さんがドアに寄りかかっていた

今は、昼


十四郎が来れるのは昼くらいだろう


貴方「来て、くれたんですね」

土方「あぁ、お前が恋しくなった………なんてな」

貴方「…嘘でも…嬉しいです」

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月猫(プロフ) - @謎の余裕 マジか!オケ!ありがと! (2017年8月25日 20時) (レス) id: 443f3f7063 (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - @ラム おお!ありがとうございます (2017年8月25日 20時) (レス) id: 443f3f7063 (このIDを非表示/違反報告)
謎の余裕 - 面白いです。でも、もう少しスペース空けて書いた方がいいかも (2017年8月25日 17時) (レス) id: 31f560cb83 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - こちらも、みさせてもらいました。とっても面白いです!オチは、沖田総悟が良いです! (2017年8月25日 17時) (レス) id: 3ad5d17212 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aira20051754 | 作成日時:2017年8月5日 23時

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