生きる意味を教えてくれたのはあなた【灰谷蘭】

別れ ページ15

今日から私は2人に会わない。

もう決めた。




今日は月曜日、2人が迎えに来てくれる日｡




「ねぇ、留美お願いがあるんだけど､､､」

私はどうして離れるのか、お願いしたいことを留美に話した。

「え！？Aはそれでいいの！？」

「うん」

「､､､わかった」

「ありがとう」

「A、後悔しないようにしてね」

「うん､､､」







［放課後］


私は会えないから留美に2人に会ってほしいと頼んだ。



「あれ〜Aの友達の留美ちゃんだっけ？」

「そうです、今日はAは来ません」

「はぁ？」

「なんでだよ」

「理由は言えません。でも手紙を預かっています」

「手紙？」

留美は2人に手紙を渡した｡

「私の役目は終わりです。それでは」

留美はそう言って帰って行った。





手紙に書かれていたのは短めの文章｡

だが、その紙は何度も消した後が残されている。


手紙にはこう書かれていた。

『私を見つけてくれてありがとう｡優しくしてくれてありがとう｡夢を見さしてくれてありがとう。2人には本当に感謝してる｡でも、私はこれ以上2人といたらダメだって気づいたの。だからさようなら』





「さようなら、蘭ちゃん、竜胆くん大好きだよ」

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