烏野控えリベロの顔が良い

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「あ、あのっ…これ！よかったら！」









ずいっと差し出された手提げ袋を受け取る

中を見るとコーヒーゼリーが１、２、３……１７個！？









「監督さん達と、あとマネージャーさんの分も入ってます！」









皆さんで食べてください！と頬を赤らめる女の子


体育館に入った瞬間名前を呼ばれて振り返ると、後ろには数名の他校の女の子がいて


人目のないところでシメられんのかと思ってたら、俺意外と人気あるんだな









「わ…私は手紙書いてきたので…読んでくれたら嬉しい、です…」

「これスポドリの…！バレー部の皆さんでどうぞ！！」

「クッキーも食べてください！」









それを皮切りに続々と差し入れを貰い、途端に両手いっぱいになってしまう









「ええっと、君達烏野のファン？


とりあえずこれありがとうございます。部員のみんなで食べますね」









こういう時は笑顔が一番


スガさんに教わった通りに微笑んだ。









「「「か、顔が良い…!!」」」









◇









「チョットA。君のせいで僕達わざわざ探しにきてあげたんだけど？」









体育館の入り口まで行くと、目的の人物はあっさり見つかった





しかも、両手にいっぱいのプレゼントを持って。




IH予選の時にAのファンができたことは気付いてた
Aが試合に出た対青葉城西の第二セット、及川徹のファンまでもがAに釘付けになっていた




及川さん、試合には勝ったけど負けたみたいな顔してたな









「ごめんごめん。でもほら、バレー部でどうぞって沢山貰ったからいいべ？」





「うぉー！スポドリの粉だー！清水先輩と谷地さん喜ぶな！」





「コーヒーゼリーって、Aの好物？全員分あるね！すごいなぁ」





「おいA、このクッキー食っていいか」









・・・Aのファンの民度、高くない？

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