烏野控えリベロの顔が良い

＊お肉争奪戦 ページ24

「帰ったらすぐ春高予選だなー」


「・・・ああ」


「速攻、決まってよかったな」









１週間の合同合宿もあっという間に終わってしまった
このBBQが終われば烏野は宮城に帰る。


…最後の試合で新しい速攻が決まってよかった


二人が頑張ってる姿をみんな知ってたからすげー嬉しかった








「まだ足りねぇ」



「俺とのスパイク合わせる練習もしてよ」



「当たりまっ！ｺﾞﾎｯ！ｹﾞﾌｯ」



「おいおい、一気に食うなよ」









さっき喉詰まらせて赤葦さんに助けられたばかりだと言うのに

再び詰まらせた影山にお茶を渡す








「俺はもう腹一杯かなー。研磨さんのとこ行くけど、お前も行く？」



「俺はまだ肉食いてえ」



「りょーかい。ちゃんと噛んで食べろよ」



「おう」









日陰でスマホを弄る研磨さんの隣に腰掛けた。
左隣には月島もいる。

月島はあの凄まじいお肉争奪戦から逃げてきたのかな








「研磨さんはお肉食べましたか？」



「…１枚だけ」



「え、足ります？」



「そんなお腹空いてないし…」



「へぇ〜」








いつも夕先輩とか日向影山を見てるから、ご飯大盛り３杯以上お代わりするものだと思ってた俺からしたら衝撃的








「月島〜もっと食べなさいよ〜」



「ヘイヘイツッキー！肉を食え肉を！大きくなれないぞ！」



「野菜も食えよー！研磨とAもだぞこらぁ！」









隣に座ってただけなのに、とばっちりくらったし

主将が三人も揃って紙皿を差し出してくる

とりあえず澤村さんがくれたおにぎりだけは受け取った









「え！A俺からの肉は！？」
「黒尾さんが折角野菜入れてあげたのに！？」



「そんなに食べれませんよ。澤村さんのおにぎりだけでいいです。」









普通の一回り大きいおにぎりにかぶりついた。うん。良い塩加減。









「サームラ君その誇らしげな顔やめてよね〜！」




「ふっふっふ・・・Aは烏野(うちの子)なんでね！」




「くそぉいいなぁ！俺もA餌付けしたい！」




「俺は動物じゃないですよ木兎さん」

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