烏野控えリベロの顔が良い

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普段ヘラヘラしてるくせに、Aの昔の話を聞いたのは初めてで


意外と芯があってバレーしてたんだなって。


こいつにとっての ''その瞬間'' ってものは、西谷さんからの言葉だったんだろう


たかが部活。それは変わらない。







でも






「俺はツッキーが何考えてんのかよく分かんないけど、ツッキー結構試合中楽しそうな時あるよな」



「は？僕が楽しそう？」



「うん。顔には出てないけど。なんか楽しそう」



「どういうこと」



「よく分かんないって言ったべ〜。ま、お前が本当にバレーとか部活が嫌いなら、烏野(こっち)に来てないよな」









高校での兄の姿


日々成長し続ける同じポジション(MB)


全然歯が立たない強豪校









それでも、何の為に頑張るか なんて






単純なことだったんだ。









「質問終わり？じゃあ寝よーぜ。起きてるの俺らだけだし」




「……ありがと」




「…ツッキーがお礼言うとか、明日烏野全勝でもすんのかな」




「ほんと生意気」




「こっちの台詞だわボゲェ」




「ちょ、唐突の影山のモノマネやめてよね」




「ボゲェ日向ボゲェ！(小声)」




「くっ…ふふっ…」









一応、感謝してるよ。A。









◇









〜 補足 〜


和倉君にとっての ''その瞬間'' は

落ち込んで自分の実力が発揮できなかった時、そんな自分を西谷が励ましてくれて

そのおかげで自信がついたと同時に

頼もしい 西谷先輩 に憧れたこと。

それまでは和倉君にとってバレーは

ちょっと頑張ればできる ''タダノブカツ'' だったんですね。

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