其の異能力名は＿＿『物語産まれし場所』

国木田独歩＿＿武蔵野 ページ5

作者)なんかこの作品割と人気では…？初期作超えてる。
　 怪盗クイーン×文スト作りました。是非見てね。


・・・



敦さんの前に積みあがる茶碗。


私の前にちんまりと置いてあるティーカップ。






落 差 が 凄 い 。





まあ私は飢えるどころかお腹一杯の状態だから別にいいのだけれど。





確か、先程作った異能“青踏”は青い蜘蛛の糸の様な物を操る異能。



移動手段としても使える、攻防一体の異能だ。…使い方にもよるけれど。





ぼんや〜りそんな如何でも善い事を考えているうちに話は進んでいた様で。




虎の話？に怯えた敦さんが国木田さんに取り押さえられている。







折れそう。ワアスゴーイ。




そして太宰さんが止め……ん？情報収集が尋問になる？



こっっっっっわ。







そして敦さんの話を聞いた。



浮かび上がる違和感。





空腹の人間の走るスピードより虎の走るスピードは遅いの？



孤児院が経営云々で子供を追放する？それも話を聞く限りたった一人を。



いくら虎が敦さんを狙ってるとは云え、全く同じ日に同じ場所まで来る？



“人喰い”は孤児院で畑を荒らした辺りからあくまで比喩だろうに、何故敦さんを狙う？



敦さんを狙っていても、孤児院に居た時に狙わなかったのは何故？








そして、最後に一つ。



文豪“中島敦”と“虎”＿＿それは【山月記】で繋がっている。










『如何いう事……？』

鈴蘭に朝露＿＿冷雷→←太宰治＿＿走れメロス

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