其の異能力名は＿＿『物語産まれし場所』

ラヴクラウド＿＿クトゥルフの呼び声 ページ22

『ゲーテの野郎…面倒事押し付けやがって…！』

〈君の方が戦闘向きだろう？〉とか云うんじゃねぇよ俺だって戦闘向きじゃねえわ！



おっと自己紹介が遅れた。俺は二葉亭四迷。


好きな物はなし、嫌いなものは世界と現実。
誕生日は4月15日。今現在13歳だ。
異能力は…知ってると思うが【浮雲】。
現実改変系だが発動にも少し時間かかるし現実改変までもラグあんだよ！！！



『……んで、場所は此処か…』


どう見ても一般人いそう。どうもありがとうなァ！！！！！！(ぶちぎれ)



『あーア、面倒なことになってんなァ…』




ぼんやりとベンチを見ていると、白虎と雪の夜叉が座っていた。
あの兎のストラップのついた携帯電話は夜叉制御の為のそれか。
糞ゲーテから聞いた情報が正しければ、の話だが。


とかなんとかぼ〜んやり考えているうちに金の夜叉が来たらしく。
雪の夜叉対金の夜叉。ゲーム的に考えて終えば金の夜叉の方が強いんだろうな。
白虎は串刺し、負傷中。

＿＿っと、理想眼鏡と怪力が来たか。まーぁ黒服の数も多いな。








さァて、俺の出番か？





『【浮雲】“頭上に防壁がある”』


でかめの隔離壁が奴らと俺の頭上に展開。
降りて(落ちて？)来た組合の団員共を受け止めた瞬間に隔離壁を消し去る。




流石にこの後の攻撃まで防いじまうと原作とやらが崩壊するらしいからな。


そこだけ俺は見ておくんだ。




全員が倒れた後、電話を取り出して探偵社に電話をかける。




『おう、武装探偵社だな？お宅の社員共とマフィアがぶっ倒れてやがるぜ。早く回収しとけ。』


それだけ言って電話を切る。



おいゲーテ、お前の言ってたことはやったが…本当にこれでいいのか？




(ええ、それでいいですよ。


　却説＿＿これが凶と出るか、吉と出るか。賽子の目は神のみぞ知る、とでも言いますかね。)




・・・


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