愛のしるし2

冬の終わり ページ20

サキ「Aーーーーー今までありがとうううう絶対連絡取ろうね忙しくなっても忘れないでねえええ」



ドレス姿で大泣きするサキが飛びついてくる





今日は卒業式




式も終わり、今はみんな卒業記念パーティのためにドレスやタキシードに着替えて会場でワイワイ盛り上がって別れを惜しんでる





サキの就職先は美容室




彼女は明るいし、自慢ではないけど2人でいつも成績も1、2を争った仲だからきっとこれからも沢山のお客様を幸せにできるんだと思う






「当たり前だよ笑」




そういうとサキは嬉しそうに笑ってくれる






先生「ごめんね、そろそろ準備お願いしてもいい？」





もう卒業記念パーティもお開きの時間





先生が私のところに来て、そろそろ、、、と促す






「はい！」






なんとか学校生活を首席で終えた私




サトルさんに憧れて終えた3年間




名前を呼ばれて壇上に上がると緊張してんのかー！とかAー！と私を呼ぶ声





夢が一つできたことで私はこんなにも沢山の人達と出会えた





これからが始まり




だけど学生生活に終止符を打つのは辛い




「この学校で一番堅い私ですが、今日くらいはいいですよね」





そういうとみんながまた盛り上がる





「最高の3年間でした



世界で一番幸せになろう！」





そういった瞬間にパンッ！！！という大きな音とともにキラキラと舞う紙吹雪が会場に広がる






泣きながら笑うみんな







その瞬間にほろりと涙が流れてそれを見たみんなが私に抱きついてくる






パシャ！





カメラマンさんがその写真を撮って、みんなが大笑いする






世界一幸せに

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