愛のしるし2

迫る決断 ページ34

翌日

昨日のことを引きずってふわふわしたまま今日はタカシさんのお仕事のお手伝いの日





コンサートは3日後




東京ドームでの2日間で今回のコンサートは終わり






それまでにタカシさんの普段のお仕事を間近で見させていただいて、できるだけ沢山のことを学んでおきたかった



.



カシャ



カシャ




ファッション誌の撮影でスタジオに響くシャッター音と


おしゃれな音楽





パソコンに映し出される撮れたてホヤホヤのモデルさんの写真を見ているとじぃ、、、っとこっちをみてるタカシさんに気付く





「な、なにか私しでかしてますか？」




タカシ「んーもうっそうじゃないのっ！


あなたやっぱりもったいない！！」





「、、、へ？」




タカシ「若くて、可愛くて、賢くて、オマケにカンがいい

やっぱあなた日本に置いとくのもったいないわっ」





保留なんてことにしてもらっていた留学の件





そんな事言ってもらえて嬉しいのにやっぱり頭によぎるのはサトルさんという大きな目標と、太輔くんの顔





「もう少し、、、時間頂けませんか？」




タカシ「まぁコンサートもあるものね



そのつもりになったらすぐ言ってちょうだい


あっちで働いてるいいアーティスト紹介するから」



時には厳しくて、でも心の底から優しくしてくださるタカシさん





その言葉が嬉しくて、コンサートの時に絶対に勉強させていただいた恩を倍にして返そうと心に誓った

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